京都市及び京都府は、新型コロナウイルスの影響で、売上げ等の減少、または原材料費等の高騰により業況が悪化している中小企業者等の経営を支援することを目的として、2020 年2月6日から「新型コロナウイルス対応緊急資金」融資制度を開始することを明らかにした。
融資対象者となるのは、直近1ヶ月間の売上高等が前年同期と比して 10 %以上減少しているもの、または直近1ヶ月間の原材料費等が前年同期と比して 10 %以上高騰しており、かつ経営状況が悪化しているもの。
融資限度額は、有担保2億円、無担保 8,000 万円まで。融資期間は、運転資金 10 年以内となる。融資金利は年 1.2 %(固定金利)で、京都市制度融資取扱金融機関で受け付ける。
京都市では、武漢市に滞在歴がある京都市在住の 20 代の中国人留学生の女性からコロナウイルスが検出されたほか、2月4日には、20 代の京都市内在住の中国籍の男性に新型コロナウイルスに感染していることが明らかになるなど影響が広がっている。
新型コロナウイルス対応緊急資金
融資対象者 | 以下の要件のいずれかを満たす中小企業者等 ( 1 )直近1箇月間の売上高等が前年同期と比して10%以上減少しているもの ( 2 )直近1箇月間の原材料費等が前年同期と比して10%以上高騰しており, かつ,経営状況が悪化しているもの |
融資期間等 | 運転資金10年以内 (原則,元金均等月賦返済。必要に応じ,2年以内の据置可) |
融資限度額 | 有担保2億円,無担保8,000万円 |
融資利率 | 年1.2% (固定金利) |
受付機関 | 京都市制度融資取扱金融機関 京都銀行,南都銀行,滋賀銀行,関西みらい銀行,福邦銀行, 京都信用金庫,京都中央信用金庫,近畿産業信用組合, 京滋信用組合,三菱UFJ銀行,商工組合中央金庫 |
実施期間 | 令和2年2月6日から令和2年9月30日まで(予定) |