OYO HotelとSabre、戦略的パートナーシップを提携 販売網拡大で予約・収益増加に期待

旅行業界の大手技術プロバイダー、Sabre Corporation(セイバーコーポレーション)と世界的ホテルチェーンの OYO Hotels&Homes(オヨホテルズ&ホームズ、以下、OYO)がこのほど、中長期的な戦略的グローバル・パートナーシップを締結した。

これにより、OYO Hotel はSabre Hospitality Solutions(セーバーホスピタリティソリューションズ)のSynXis(シナキシス)プラットフォームを利用した旅行の横断的販売網を通じて世界中の約90万の旅行代理店と接続されることになり、宿泊施設の予約増加や収益拡大を見込む。

今回のパートナーシップ提携を受け、OYO 最高戦略責任者のManinder Gulati(マニンダー・グラティ)氏は、「OYO は流通パートナーと連携するための強力な機能を構築しており、Sabreとの新たな関係がスタートすることをうれしく思う。物件オーナーは当社事業のバックボーンであり、この提携がオーナーたちの物件への需要の創出や拡大に貢献すると確信している」とコメントした。

Sabre との契約により OYO は、航空会社からホテル、レンタカーに及ぶ旅行関連の予約や発券を可能にする Global Distribution Systems(GDS)に接続されることになり、ビジネス機会の幅を広げることになる。

OYO グループの膨大なポートフォリオをさまざまな流通チャネルにリンクさせることに加え、大企業と提携して RFP に基づく契約を開始し、大手コンソーシアムを活用して最終的に OYO ブランドの収益を増加させる旨なども契約に含まれている。

「Sabre が OYO の信頼できるパートナーとして選ばれて光栄だ。OYO ブランドがグローバルに成長を続けるなかで、我々は革新的な技術ソリューションや強力な接続性を提供できると自信を持っている」と、Sabre Hospitality Solutions 最高商務責任者のFrank Trampert(フランク・トランペルト)氏は述べた。

さらに「旅行代理店が顧客ニーズの変化に対応できるようサポートし、海外市場での OYO の露出を高めることで、OYO は新たな流通モデルの形成が可能となる」と付け加えた。



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