エキサイト株式会社は、9月27日(火)から「ファミリーサポーター」に民泊清掃代行カテゴリを新設することを発表。対応物件数の拡大を見込んだ買いが殺到し一時、制限値幅上限のストップ高まで買われる場面もあった。
ファミリーサポーターは、伊藤忠商事グループの「エキサイト」が運営する家事代行と介護家族支援のシェアリングエコノミーサービス。
従来からAirbnbなどの民泊清掃向けサービスを行っているが、新たに民泊清掃代行カテゴリを新設するとともに、料金体系も「部屋の間取り/広さ」と、サポータースキルを基準としたものへ刷新する。
特に注目すべきはサポータースキルを基準としてた新しい料金体系だ。サポーターのスキルは「スタンダート」「プレミアム」「エキスパート」の3つに分かれそれぞれ料金が異なり、ホストが求める清掃レベルに応じた依頼が可能だ。
家事代行や清掃を頼みたい人と家事や清掃をしてお小遣いを稼ぎたい人とをつなぐマッチングサービスには、ファミリーサポーター以外にも数多くのサービスがある。Casy(カジー)やANYTIMES(エニタイムズ)、HouseCare(ハウスケア)などだ。
いずれも当初は家事代行サービスとしてスタートしていたが、民泊需要の高まりを受けて対応物件数を増やしているようだ。
今秋には大阪市で特区民泊がスタートし、最大のネックと言われていた6泊7日以上の滞在日数制限も2泊3日に緩和される。民泊新法も2017年に成立する見通しで着々と法整備が進む。訪日外国人の数は引き続き伸びており、今後さらに需要は膨らむと見られる。