配車サービスのGrab、宿泊予約サービスに参入、Booking.com 掲載ホテルの予約が可能に

シンガポール発の配車サービス「Grab(グラブ)」がこのほど、ホテル予約サービスをはじめとする4つの新サービスの提供に乗り出したことが明らかになった。

2018年10月に世界最大のオンライン旅行予約サイトBooking.com(ブッキングドットコム)などを展開するBooking Holdings(ブッキングホールディングス)は、戦略的提携を発表。同時に約224億円(2億ドル)の出資を行ったことで予見されていた宿泊予約サービスへの参入が、いよいよ本格的に始動した形だ。

グラブが新たに始めるのは、ホテル予約、動画配信サービス、チケット購入、乗り換え案内の4サービス。これらの新サービスはシンガポールで4月23日から順次展開され、2019年6月までに全ユーザーが利用できるようになる。

新サービスはブッキングドットコムに加え、オンライン旅行予約サイトのAgoda(アゴダ)、動画ストリーミングサービスのHOOQ、オンラインチケットサービスのBookMyShow(ブックマイショウ)との提携で実現に至った。

動画配信サービスでは、シンガポールのGrabユーザーは、8,000時間以上に及ぶハリウッド映画や各地の人気番組、無料コンテンツをオンデマンドで視聴可能。6月に開始予定のチケットサービスでは、映画チケットやイベントチケットの購入が可能となる予定だ。

 

Grab Press Release ホテル予約画面

 

東南アジア最大の配車サービス「Grab」とは

Grabは、シンガポールに本社を構える東南アジア最大の配車サービス。2012年にマレーシアのクアラルンプールで「MyTeksi」サービスの提供開始。その後、Grab Taxi(グラブタクシー)として、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイなど東南アジアを中心にサービスを展開している。

配車サービスとしては、Uber Technologies(ウーバー・テクノロジーズ)が運営するUber(ウーバー)が知られているが、2018年3月にUberは東南アジアから撤退することを発表し、Uberの東南アジア事業をGrabが引き継ぐと発表していた。

2019年3月には、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)から約1634億円(14.6億ドル)の調達を発表し、合計調達額は約5,035億円(45億ドル)を超えるなど、勢いが止まらない配車サービスとなっている。

Grab Press Release 動画サービス画面

 

2,800軒のホテル予約 GrabPayでの支払いが可能に

Grabのアプリに新しく登場したホテル予約サービスでは、GrabユーザーはAgodaやBooking.com※に掲載されているホテルなど約2,800万の宿泊施設をGrabアプリから予約できるようになる。(※Booking.comは近日追加予定)

現在、Grabのプラチナ、ゴールド、シルバーのユーザーは、200シンガポールドル以上の利用で、Agoda経由のホテル予約を20シンガポールドルまで割引するクーポン券が利用できる。Grab PlatinumユーザーはBooking.comのGeniusプログラムにアクセスして10%の割引とその他の特典を受けることができる。

同社によると、ホテルサービスには年内にさらなるサービスと特典を追加する予定。Grabユーザーは、個人旅行傷害保険、ホテル予約ごとのフライト遅延保険、特別乗車サービス、GrabPayによるシームレスな支払いが受けられ、今年の後半にはすべての取引ごとにGrabRewardsポイントが獲得できる見込みだ。



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