インターコンチネンタル、高級リゾート&スパの「Six Senses」買収 富裕層向け強化のAirbnbを意識か

インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は2019年2月、高級ホテルリゾートやスパを展開する「Six Senses Hotels Resorts Spas(シックスセンシズ・ホテルズ・スパ)」を買収したことを明らかにした。

買収対象はシックスセンシズのブランドと事業会社のみで不動産資産は含まれない。米国資産運用会社のペガサス・キャピタル・アドバイザーから3億ドル(約330億円)で取得する見通し。

シックスセンシズは現在、モルディブやシンガポール、タイ、トルコなどで16のホテルリゾートを展開。米国旅行雑誌の「Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」で、世界最高賞を獲得するなど富裕層からの注目度が高い。

シックスセンシズは、IHGグループとして、カンボジアのプライベートアイランドやニューヨーク市マンハッタン区チェルシー等で、今後10年以内に60施設に拡張する見通し。

IHGのキース・バー最高経営責任者(CEO)は、シックスセンシズの買収について「われわれは大きな誇りを持ってシックスセンシズをブランドファミリーに迎え、さらに素晴らしいホテルやリゾート、スパが開業されるのを心待ちにしている」と述べた。

 

富裕層向けのラインナップ強化を図るAirbnbを意識か

IHGが富裕層向けラインナップの強化を図る背景には、全世界500万件以上で宿泊先を提供するAirbnbによる富裕層向けサービスの強化も要因の一つとみられる。

Airbnbは2017年に、ラグジュアリーな別荘など富裕層向けのバケーションレンタルサービスを展開するLuxury Retreats(カナダ・モントリオール)を買収。

2018年には、スタッフによる個別訪問を受け、清潔さや快適性、デザイン性など計100以上のチェックリストをクリアした物件のみを掲載する「Airbnb Plus」を開始したほか、高価格帯の5つ星の超高級ハウスのみを取り扱う「Airbnb Luxe」を開始している。

「Airbnb Luxe」では、宿泊予約前からチェックアウトまでを「トリップ・デザイナー」と呼ばれるコンシェルジュがサポートし、空港までの送り迎え、車のレンタル、レストラン予約などを依頼できる。

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