メトロエンジンは 5 月 10 日、コロナ禍における宿泊業界を支援する取り組みとして、Google ホテル広告の「Free Booking Links」(無料予約リンク)連携サービスを宿泊事業者へ無償提供することを明らかにした。
メトロエンジンは、一部条件付きで「メトロブッキング」無料予約リンク連携サービスを無償提供。サービスは 5 月中開始を予定している。
「Google ホテル広告」は、Google が宿泊事業者向けに提供する広告サービスで、広告費を支払うことで、Google トラベルやホテル関連クエリでの検索結果に自社ホテルの空き状況と料金を表示できる。
2021 年 3 月に、Google はこれまで有料広告扱いだったホテル予約リンクを無料開放すると発表。これにより、Google ホテル広告下の掲載スペースに自社ホテルへのリンク掲載が可能となっていた。
しかし、無料予約リンクを利用するためには Google が認めるインテグレーションパートナーとの連携が必要。Google での掲載が無料でも連携サービスの利用手数料等が発生する場合があることから導入を見送る事業者もあった。
メトロエンジンは長期滞在専門予約サイト「Monthly Hotel」への同時申込及び掲載(掲載料無料、予約手数料のみ)を条件として無料予約リンク連携サービスを無償で提供。これにより、連携手数料含めて無料予約リンクを無料で利用できる。
Google ホテル広告と無料予約リンクの違いとは
Google ホテル広告は、Google が宿泊事業者向けに提供する広告サービスで、広告費を支払うことで Google トラベルやホテル関連クエリでの検索結果に自社ホテルの空き状況と料金を表示できる枠。
一方で、無料予約リンクは Google ホテル広告の下に表示される一方で、広告費を支払わなくても無料で Google ホテル広告とほぼ同一の情報を表示できる枠となる。
表示順位は、Google ホテル広告の場合 Google の広告オークションに応じてランク付けされるが、無料予約リンクの場合、ユーザーにとっての利便性に基づいてランク付けされる。
今後、無料予約リンクの利用が増加し一覧に多数表示される場合、非表示となる恐れはあるが、Google ホテル広告で掲載を行えば広告費は発生するが、より上位に表示することは可能だ。