ニューヨーク市の発表によると、Airbnbホスト2名が短期滞在のための部屋貸しを禁止する法律に違反したとして罰金を科され、それぞれ約11万円(1,000ドル)を支払っていたことがわかった。
NYDailyNewsによると一方のホストはトランプタワーの一室を貸しだしており、もう一方は低所得者用住宅を一晩4万9千円(446ドル)で貸し出していた。
今回の件は、30日未満の短期滞在のために住居を貸し出すことを禁じた法律が適用された初めての事例となる。ニューヨーク市ではこれまでも部屋の所有者がその住宅内にいない場合、30日未満の期間で集合住宅の一区画を貸し出すのは違法だった。
またこの法律は貸し出すだけではなく広告することも禁じており、民泊サイトに掲載することも対象になる。違反した場合の罰金は1回目が11万円(1000ドル)、2回目が55万円(5000ドル)、3回目以降は82万円(7500ドル)となっていた。すでに両者のリスティングは非表示となっており、11万円(1000ドル)の罰金の支払いも終えたという。
トランプタワーの物件は以前にも話題に
トランプタワーとはニューヨークのマンハッタン五番街にある58階建ての超高層ビルで、実業家であり米大統領となったドナルド・トランプが保有する。
今年の3月にはThe New York Timesがトランプタワーに掲載されているリスティングを発見しAirbnbにコンタクトしたところ、該当のリスティングは非表示にされていた。貸し出されていた時は、1泊あたり3万3千円から5万円($300 to $450)近い値段となっていた。
非表示となる直前までは1週間で500人以上の人がこのリスティングを閲覧していたといい何かと話題のトランプタワーの部屋に泊まれるということで注目度は高かったようだ。