「Googleで予約」、美容・フィットネスに加えてレッスン等の予約に対応 「予約サイト」の座を狙う

美容サロン・フィットネスなどの予約をGoogle上で完結できる「Googleで予約Reserve with Google)」が、プライベートレッスンでも利用できるようになったことが明らかになった。

2016年からアメリカなど一部の地域で提供されている「Googleで予約」は、フィットネスや美容サロン、美術館や博物館などの予約をSERPs(検索結果)やGoogleマップから行うことができるサービス。

今回のアップデートに伴い、ギターのプライベートレッスンやプログラミング言語のレッスン等の予約を日時指定から支払いまで含めてGoogle上で完結できる。

Googleで予約」は、利用できる国と地域に限りがあり、日本では利用することができない(※)が、Googleは対象地域を拡大させており、近い将来日本でも利用可能になる可能性は高い。※2019年2月時点

Googleは、美容サロンやフィットネスなどの予約だけではなく、ホテルの宿泊予約をGoogle上で完結できるサービスも展開。本サービスも日本では現在利用できないが、当初サービスを開始していたアメリカに加えてEUでも利用可能になる等、対象範囲を拡大している。

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Googleのアカウントで支払いから予約までを完結

Google上で様々なサービスの予約ができる「Googleで予約」が広まると、利用客にはどのようなメリットがあるのだろうか。「Googleで予約」のメリットとして特に大きいのは、Googleアカウントを利用しているユーザーであれば、入力項目を最小限に少なくして予約できる点だ。

これまでは、美容サロンを予約する際はその予約サイトで予約を行い、チケットを予約する際はその予約サイトで予約を行うというのが一般的だった。この場合、各予約サイトを初めて利用する際に会員情報を入力する必要があるほか、毎回ログインして予約する必要があった。

一方で、「Googleで予約」を利用した場合、Googleにログインさえしていれば必要最小限の入力項目のみで予約できる。氏名や住所などの個人情報を入力する手間が不要になるのだ。

また、Googleの支払いサービスである「Google Pay」を一度登録すれば、「Googleで予約」を利用する際に、支払い情報を毎回入力することなく過去に利用した支払い手段を選択して予約できる。

「Googleで予約」は現時点では対象エリアが限定されるなど一部国と地域でのサービス提供に限定されているが、今後各分野に特化した予約サイトにとって脅威になる可能性がある。

その理由は、「インターネットの玄関口」ともいえる検索エンジン最大手のGoogleがサービスを行っているからだ。「Googleで予約」のサービス自体の表示エリアは、ほぼすべてのGoogleの意のままになる。

これまで様々な業界で多種多様な予約サイトが存在してきたが、GoogleはこれらのWebサイトよりも上位に「Googleで予約」を表示させることが可能だ。水面下で予約サイトを座を狙うGoogleの今後の動向から目が離せない。