アプリではじめるアパート経営「TATERU(タテル)」の開発・運営を行う株式会社インベスターズクラウドの子会社、株式会社iVacationは、民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」を活用したスマート民泊の実証実験の開始を発表した。
2016年9月15日iVacationは特区民泊経営事業の認定を受けている大田区下丸子の一戸建て物件において、宿泊者に対し同社の開発する民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」を無料でレンタルし、実際に利用しながらスマート民泊の実証実験を行なうという。
民泊向けIoTデバイス「TATERU Phone」とは
「TATERU Phone」は、民泊宿泊者に日本を快適に過ごしてもらうようにローカライズされたIoTデバイスである。シームレスでサービスを利用でき、スマート民泊を可能にするため、チェックイン、チェックアウトだけでなく、スマートキーの利用や、チャットでの問い合わせなども多言語で対応が可能になっている。
今後は、Beacon機能の搭載など利用者がスマートに旅行を楽しめるツールの充実と、運用するオーナーにとっても便利なサービスの開発が見込まれる。
※Beaconとは、ビーコンと呼ばれるデバイスが発している信号をスマートフォンなどのデバイスがキャッチすることで、現在位置を確認したり、クーポンや商品情報を受信できるという機能である。
<予定開発機能>
・チェックイン、チェックアウト
チェックイン、チェックアウトの手続きを端末上で行う。
・スマートキー
スマートフォンアプリで鍵の操作が可能。
・FAQ
民泊利用者に対し、物件の利用ルールやQ&AなどをまとめたFAQを閲覧できる。
・クラウドチャットコンシェルジュ
多言語対応のコンシェルジュにいつでもどこでも、チャットで問い合わせが可能。
・ブラウザ
インターネットのブラウザで、旅行情報など様々な情報を検索できる。
・コールセンター
多言語対応のコールセンターへ直接連絡ができる。
・交通予約【第1弾:エボラブルアジア社】
新幹線、飛行機などの移動手段の予約が可能。
・ミュージックイベント機能【第2弾:iFLYER(セブン・セブン・ハーツ社)】
フェスやクラブ、コンサート情報の収集、チケットの予約が可能。
・オーディオツアー機能【第3弾:Wanderpass(IPPON社)】
日本の観光スポットで使用できる音声ガイド機能。
・アクティビティ機能【第4弾:Voyagin(Voyagin社)】
観光ツアー、世界遺産観光、ショーエンターテイメント、カルチャー体験などの予約が可能。
2016年9月21日から実証実験スタート
実施期間は2016年9月21日から2017年3月31日の間で、「TATERU Phone」を使い交通予約やレストラン予約などといった機能の技術検証やレンタルから返却までの運用検証、実際に「TATERU Phone」と民泊物件を利用した感想や意見の収集も狙う。この収集した検証用データをもとに、「TATERU Phone」と民泊物件のアップデートを行い、民泊運営の更なる改善に繋げていく。
また、物件所在エリアにある商店街、武蔵新田商店会と協力し、「TATERU Phone」を活用した地域活性化の促進を狙う。「TATERU Phone」の搭載機能を利用して、宿泊者の商店街回遊や地域住民との円滑なコミュニケーションを促すことで、民泊における地域からの理解を深められるよう実証実験を進めていく。
会社概要
社名:株式会社iVacation
設立:2016年6月1日
資本金:20,000,000円
代表取締役:大城 崇聡
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山2-27- 25 7F
事業内容:
・「TATERU Phone」の開発
・P2P型宿泊マッチングプラットフォームの開発
・民泊の運営及びその代行
・民泊及びバケーションレンタル物件の開発
・民泊物件・賃貸物件の保証業務
社名:株式会社インベスターズクラウド
設立:2006年1月23日
資本金:6億192万円(2015年12月24日現在)
代表取締役:古木 大咲
本社:〒107-0062 東京都港区南青山2-27-25 7F
事業内容:
・アプリではじめるアパート経営「TATERU」の開発・運営
・アプリではじめるスマートライフ「TATERU kit」の企画
・ネットで賢くリノベーション「スマリノ」の開発・運営
・不動産投資型クラウドファンディング「TATERU FUNDING」の企画・運営