出張でAirbnb利用が増加、大学やテクノロジー企業が牽引

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ビジネス客の間でAirbnbの利用が急速に広がっていることがコンカーの調査でわかった。

ヨーロッパ最大級のソフトウェア会社SAPの傘下の出張・経費精算業務を支援するコンカー(Concur)は11月3日、8四半期間にコンカーの顧客がAirbnbを利用した32万件超、総額7700万ドルに上る支出データの一部に基づく分析結果を発表。これによりビジネス出張で、どの業界や業種がAirbnbを利用しているのかが明らかになった。

ビジネス出張でのAirbnb利用は大きく伸びており、このうち2016年第2四半期にAirbnbの施設を利用したビジネス客の数は前年同期比44%増加。

コンカーの調査によると、2015年第2四半期から2016年第2四半期にかけて、Airbnbを利用した組織は32%、支出額は42%の増加になった。平均支出額は242ドルだが、米国の主要都市によって差がある。

中小企業(従業員1,000人以下)が最も利用の伸びが大きく、2016年第2四半期にAirbnb支出が前年同期比38%増加した。第2四半期の中小企業の平均支出額は2,00ドル。

また、2016年第2四半期のAirbnb支出の上位20社のうち6社が大学で、8社がテクノロジー企業だった。Airbnbはテクノロジー企業、大学を中心に利用者を増やしている。

大規模の国際会議の影響力が大きく、サンフランシスコで開かれた会議では、Airibnbの利用がこの会議の期間中は2015年平均の6倍になった。

音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどが組み合わせた大規模イベントSouthby Southwestが開催されたオースティンでは2015年と2016年の第1四半期にAirbnb支出は全体の3位になった。しかし、2年間で他の四半期は順位が低下している。

また、ホテル利用と支出も増加傾向にあり、伸びはAirbnbよりかなり低いものの、大手ホテルチェーンの利用は前年同期比で増加。2016年第2四半期に大手ホテルでの出張支出総額はAirbnb支出の250倍強だった。

Airbnbは出張客の利用客層に現在特に注目しており、2015年7月20日に法人向けの出張支援プログラム「Airbnb for business」を始めている。Airbnb出張プログラムは現在(2016年1月時点)、Google、Salesforce、Vox MediaやSixt Rental Carなどを含む数千社の企業によって、社員出張の際に利用されており、今後もビジネス客の間でAirbnbの利用の増加が見込まれる。

《関連サイト》
New Concur Data Shows Airbnb Business is Growing Quickly Among Corporate Travelers

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