パソナ、 徳島市阿波踊りのイベント民泊業務を受託

パソナは、徳島県徳島市から「イベント民泊実施業務」を受託し、6月1日(木)より宿泊希望者の募集を開始したことを発表した。イベント民泊とは、多数の集客が見込まれるイベントの開催時に宿泊施設が不足する地域において自治体主導で行われる合法的な民泊のこと。

徳島市は、毎年開催される約400年前から続く日本の伝統芸能の1つ「阿波踊り」期間中に予想される宿泊施設不足の解決につながるものとしてイベント民泊に期待を寄せるほか、観光客の増加で周遊観光による経済効果も狙う。イベント民泊の実施期間は、8月11日(金・祝)から16日(水)までの期間となる。

パソナは、地方自治体からの委託業務運営ノウハウと取引先企業のネットワークを活かしてイベント民泊実施業務に臨む。具体的には、自宅提供者の募集と審査を行うほか自宅提供者には、宿泊客への対応方法やイベント民泊の関連法規について研修も行う。また徳島市イベント民泊運営事務局を設置し、自宅提供者と宿泊客からの問い合わせに対応できる基盤を作る。

寝具を提供し有償で旅行者を自宅に泊める営業活動は、たとえ自宅であっても旅館業法の許可を取得する必要がある。しかし、年 1 回(2~3 日程度)のイベント開催時であり、ホテルなどの宿泊施設の不足が見込まれ、開催地の自治体の要請等により自宅を提供するなど公共性の高いものについては、旅館業法に基づく営業許可なく、宿泊サービスを提供できる。

民泊に関しては騒音などによる近隣トラブルなど絶えないが、パソナでは、自宅提供者への研修の実施や事務局を設置することで、両者がイベント民泊を安全に、安心して利用できるようサポートしていく方針だ。

パソナは、去年、シェアリングエコノミー協会と「地方創生実現に向けた包括的連携協定」を締結。また、今年5月にはアメリカ・サンフランシスコに本拠地を置く民泊最大手のAirbnbと業務提携した。今後もシェアリングエコノミーを利用した地域の活性化と就労機会の増加にも貢献していくとみられる。