Airbnbは2017年1月から、アムステルダムとロンドンでゲストへの部屋の貸し出しに対して、日数制限を設けると発表した。
Airbnbのような民泊マッチングサービスが世界中で広がる中で、各国で民泊に対する貸し出し日数を規制する動きが起きていた。日本でも2017年の通常国会への提出が予定されている民泊新法でも年間の貸し出し日数を180日以内に制限することが決まっている。
従来、Airbnbはこのような日数規制の要望に対して取り合ってこなかったが、一転してイギリスのロンドンとオランダのアムステルダムで短期滞在の部屋の貸し出しに対して日数制限を設ける。
今回の取り組みは、大きな市場へ拡大する中で生まれていた摩擦に対する新たな試みであると言えるだろう。
貸し出し日数制限によるホストへの影響とは
Airbnbによる貸し出し日数制限は2017年1月1日から導入される予定で、ロンドンでは1年に90日、アムステルダムでは1年に60日以上は、事前に許可を取らない限り貸し出しができなくなる。
よく問題に上がるのは貸し出し日数制限を設けても、ホストが日数制限を守らずに制限を超えて貸し出しを行うことだ。
現在Airbnbは、この問題を解決するため宿泊日数を自動でカウントするシステムを導入し、上限日数以上の貸し出しができなくなる仕組みを検討しているようだ。