中国最大手民泊サイトの途家、評価額1,650億円で330億円の資金調達を実施

中国最大手の民泊仲介サイトを運営するTujia(途家・トゥージア)は10日、投資ラウンドシリーズEで330億円 (3億米ドル)を調達したことを発表した。

中国金融投资网によると、今回の資金調達は、投資ファンドのAll-Stars Investment(全明星投資基金)と中国大手オンライン旅行会社のCtrip(携程)の主導によるもので、ここにChina Renaissanceのニューエコノミーファンド、Glade Brook Capital、G Street Capital が参加。評価額は1,650億円(15億米ドル)を上回るとされる。

途家は、明星投資基金が先導した投資ラウンドシリーズDで2015年8月までに3億米ドルを調達。その後のオンライン部門とオフライン部門の分割を経て、今回の投資ラウンドに至った。シリーズEで初参加したGlade Brook Capitalは、AirbnbとUberへも投資をしている。途家が今回調達した資金は、民泊プラットフォームに注入する予定だという。

 

中国人の消費マインドは民泊の成長と共に変化

Ctripの共同創業者で最高経営責任者のJames Liang氏によると「中国人の消費マインドは、持続的に進歩している民泊環境に付随して変化を遂げている。Airbnbのような民泊仲介サイトは中国に置いて急速に成長しており、短期間のうちに旅行宿泊業界の基幹の一部となった」と語っている。

2011年、中国人旅行者向けに企業した途家は、いまや国内に345カ所、海外に1037カ所の目的地、65万件のリスティングを抱える民泊仲介サイトに成長。2016年には同業のMayi.comを買収、その後、CtripとQunar(去哪)と、計3つの民泊予約プラットフォームを併合したほか、中国の不動産開発事業者と戦略的な協力関係を結び、100万件以上の宿泊施設の開発などを展開している。

 

調達資金はラグジュラリー市場、海外市場に

海外、特にアジア地域での市場拡大に注力している途家だが、もう1つの戦略として注力しているのがラグジュラリー市場だ。高級宿泊施設への高まる需要を見据えた途家マンションプロジェクトには、一泊の宿泊価格が平均で3,000人民元(約450ドル)する高級邸宅をそろえている。

同社によると、今年8月の時点で途家のアプリは1億8千万を超すユーザーにダウンロードされており、毎日数十万人が宿泊施設を検索しているという。今回調達した資金は、ユーザー体験を最適化すると共に、国内のラグジュアリー物件市場や海外市場に対する投資を強化する計画だ。



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