ものすごいニュースがまた飛び込んできました。なんと、皆さんご存知世界最大手オンライン旅行サービス会社のExpedia(米エクスペディア)が民泊サービスの「HomeAway」を買収することがわかりました。
Bloombergによると、その買収額は、約39億ドル(約4740億円)とのことで、この買収により米エクスペディアは民泊事業を強化していくものと考えられます。
Homeawayとは?
HomeAwayはアメリカテキサス州に本社をおくバケーションレンタルサービスです。最近では、シンガポールの貸別荘レンタルサービスのTravelmobを買収するなど今勢いのあるサービスです。
「Tokyo」で検索すると約1300軒(2015年9月時点)ほどの登録数で、もちろんAirbnbには負けますが、それ以外の競合バケーションレンタルサービススタートアップ企業に比べると、比較的登録物件数が多いです。
こちらも、施設の特徴で検索条件を指定することができ、Wifiやビーチフロント、エレベーター、キッチン、エアコンの有無で絞りこみが可能です。
ホスト視点ではhomeawayは手数料の安さが魅力的です。Airbnbの場合は、予約の小計の6-12%をサービス手数料として支払う必要があります。
一方でhomeawayは一律3%のみです。もちろん年会費もAirbnb同様かかりません。まだまだサービス内容としてはAirbnbには負けていますが、この手数料の安さで他のバケーションレンタルサービスと比べると比較的多いホスト数を抱えているのではと考えられます。
Homeawayには今後注目すべし!
民泊サービスといえば、=Airbnbというくらい、Airbnbが先頭を切っておりましたが、世界最大手のエクスペディアによる買収で状況が大きく変わりそうです。
本買収により、今後エクスペディアでの宿泊施設の探し方の一つに「民泊」が追加されることになるでしょう。
その場合、ホテルと民泊が同一画面上で比較できるようになり、民泊というもの自体を知らない人や興味があまりなかった人に対しても、民泊の良さを伝えやすくなりそうです。
以上のような世界観にエクスペディアがなっていった場合、世界最大手としての膨大なトラフィックな民泊にも流れることになります。
そうなると、民泊を行っているホストさんは、AirbnbとHomeawayを併用する、あるいはもうAirbnbには出さずにHomeawayに出すといった選択をする方々も増えるのではと予想されます。
まだ買収の報道がされたというだけでまだ本格的なサービスが開始されたわけではありませんが、Expediaとhomeawayの今後の動向にはぜひ注目をしたいところです。
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