ホテル宿泊予約サイト「HotelQuickly」で宿泊予約が強制キャンセル 返金もされない事態に

昨今、中国系のホテル予約サイトでホテルの客室が架空販売される問題が世間を騒がせたが、今度は別のホテル宿泊予約サイトで宿泊予約が強制キャンセルになり返金されないトラブルに見舞われている。

問題が起きているのは、香港に拠点を置くホテル予約サイトの「HotelQuickly(ホテルクリックリー)」。同社の公式Facebookページによると、2018年11月から支払い済みのホテル予約が強制的にキャンセルさせる事象が発生。12月に入り徐々に被害状況が深刻化しつつある。

レビュー投稿サイトのTrustpilotのHotelQuicklyに関するレビューページには「ひどい」という評価とともに、宿泊予約が強制キャンセルされたとのレビューが殺到。

HotelQuicklyは日本語も一部サポートしているため、日本人によるものとみられる日本語レビューも投稿されており、同サイトを経由してホテル予約を行った日本人観光客にも少なからず影響が出ているようだ。

12月に問題が発生した理由について同社は公式Facebookページで、ホテルサプライヤーによる予期せぬトラブルにより多数の宿泊予約がキャンセルされたと釈明。

返金について同社は今後の宿泊予約で利用できるクレジットバウチャーで払い戻しするとしているが、返金方法がクレジットバウチャーのみに限られることで混乱に陥っている。

なお、Airstairが調査したところでは、同社は現在、新規の宿泊予約を停止している。

観光庁は2018年12月に、オンライン旅行サイトのTrip.comで発生していたホテル在庫の架空販売に関する一連の報道を受け、海外OTA等の旅行サイトに関する利用上の注意喚起を実施。

Trip.comでの架空販売の問題は事実内容と対応策についての続報が伝えられるなどし事態は沈静化しつつあったが、ここにきて新たな火種が出てきた。

《関連記事》観光庁、トリップドットコム(Trip.com)のホテル客室の架空販売事件を受けて利用上の注意を喚起

 

宿泊予約強制キャンセル、新たな火種の「HotelQuickly」とは

「HotelQuickly(ホテルクリックリー)」とは、タイのバンコクに拠点を置くホテル予約サイトの一つ。世界で26万軒のホテルを掲載し、スマートフォンアプリは500万ダウンロードを数える。タイ語やベトナム語、そして日本語にも対応するなど多言語対応を行っているのも特長だ。

2018年11月15日頃までは特に大きな問題は発生していないようであったが、11月16日頃より宿泊予約が強制キャンセルされる事態に陥っている。

HotelQuicklyは日本ではあまりなじみがないホテル予約サイトではあるが、世界最大手のホテル比較サイト(メタサーチ)からたどり着いた利用者も多いようだ。

観光庁は、海外OTAの利用に関する文書の中で、サイト運営事業者の基本情報の確認や問い合わせ受け入れ態勢の確認をするよう注意を促している。








民泊に関する無料相談はこちらから