【統計】ゴールデンウィーク期間の出入国者数、対前年比99%減 191万人から1万8千人に急減

東京出入国在留管理局が公表した速報値によると、ゴールデンウィーク期間中における、羽田空港及び成田空港の出入国者数(出国者数及び入国者数の合計値)は、いずれも対前年比 99% 減となり、191万人から1万8千人に急減したことを明らかにした。

4 月 24 日から 5 月 6 日までのゴールデンウィーク期間中における出入国者数は、羽田空港で 652,920 人から 99% 減となる 5,750 人にまで減少。出国者は、345,370 人から 99.3% 減少し 2,260 人に、入国者数は、307,550 人から 98.9% 減となる 3,490 人に減少した。

成田空港の出入国者数は 1,264,350 人から 99% 減となる 12,720 人にまで減少。出国者は、676,330 人から 99.1% 減少となる  6,690 人に減少し、入国者数は、588,020 人から 98.9% 減となる 6,030 人に減少した。

4 月 7 日に開催された新型コロナウイルス感染症対策本部において、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく緊急事態宣言が発出されたことを受け、全国的に外出の自粛要請や休業要請を実施されたことで、ゴールデンウィークの人出は大幅に減少。

また、外務省は全世界に対して一律にレベル2(不要不急の渡航は止めてください)を発出しており、日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域は世界 184 カ国※にも上る。(※ 2020 年 5 月 18 日時点)

インバウンドについては、出入国管理及び難民認定法に基づき、中国(香港及びマカオを含む)や韓国、台湾などのアジアやアメリカ、カナダなどの北米、フランス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパなどにおいて 日本上陸の 14 日以内に滞在歴がある外国人は特段の事情がない限り、上陸を拒否している。

日本政府は 5 月 14 日に、47 都道府県のうち 39 県で新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を解除するなど新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めつつあるが、出入国は引き続き制限されている状況であり、回復にはまだ時間がかかるとみられる。



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