京王プラザホテル、接客部門スタッフが新型コロナウイルス感染 海外への渡航歴

京王プラザホテルは、東京・西新宿の京王プラザホテルで宿泊客の荷物を客室に運ぶ業務に従事していた東京都在住 20 代男性従業員が、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

同社によると、感染した男性従業員は現在入院療養中で、咳や発熱などの症状はないという。保健所の調査によると、この従業員が発症後に接客した宿泊客とホテルの従業員に濃厚接触者はいない。健康観察対象者と認定されたロビーサービススタッフ7名については自宅待機中。

健康観察対象者と判定された7名については 4 月 1 日までの自宅待機を指示しており、現時点で体調不良の症状のある者はいないという。

この従業員は 2 月 14 日から 28 日まで、イギリスやスペイン、ポルトガルを旅行。3 月 13 日から発熱と関節痛があったことから、自宅療養していたところ徐々に軽快。熱が下がったことから、18 日からマスク着用の上で出勤。

3 月 19 日、勤務時間外に行動を共にした知人が新型コロナウイルス感染症と診断された事を知り、保健所に相談して PCR 検査を実施したところ、 3 月 20 日の検査で陽性と判明した。

京王プラザホテルでは、手指衛生の励行を徹底するとともに、1 月 31 日から接客に従事する全従業員に対してマスク着用を実施。また、社員通用口や更衣室にアルコール消毒液を設置している他、2 月 21 日からは就業前の体温の計測と報告も義務付けていた。

同社では、保健所の指導のもと、館内の消毒など感染拡大を防ぐための対応を行っていくとしている。



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