新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が沖縄を含む全国で発令されたことを受けて、ザ・ブセナテラス、ザ・リッツカールトン沖縄など沖縄県内の高級リゾートホテルが続々を休業を決め始めたことが明らかになった。
緊急事態宣言の発令を受けた対応として、玉城デニー知事は 4 月 22 日の記者会見で、ホテルや旅館のうち集会など集まりに使用する部分のみを休業要請の対象とする一方で、ホテルや旅館などの宿泊施設は適切な感染防止対策の要請にとどまった。
沖縄県ではホテルや旅館に対して休業要請は出ていないものの、ゴールデンウィーク期間中に県外からの観光客等が来沖する可能性などもあることから、自主的に休業を選択するホテルが相次いでいる。
沖縄県のリゾートホテル運営会社のザ・テラスホテルズ株式会社は、ザ・ブセナテラス、ザ・テラスクラブ アット ブセナ、ジ・アッタテラス クラブタワーズ、ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ、ザ・ナハテラスの臨時休業を決定した。ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズは、6 月 25 日まで休業を行い、それ以外の 4 施設については 5 月 31 日まで休業する。
同社によると、沖縄県知事から「沖縄県緊急事態宣言」が発出されたことを受け、お客様と従業員の健康と安全を最優先事項とするため、臨時休業を決定したといい、今後の予約受付開始や営業再開については公式ホームページで随時発表する。
名護市に位置するザ・リッツ・カールトン沖縄も、政府の緊急事態宣言等の発令に伴い 2020 年 4 月 20 日から 2020 年 5 月 10 日までの間、一時的に休業することを明らかにした。
さらに、沖縄ハーバービューホテルやオキナワ マリオット リゾート & スパなど複数のホテルでもゴールデンウィーク期間中を含む形でホテルの一時休業を明らかにしている。