JRグループの情報通信サービス会社、鉄道情報システム株式会社(JRシステム)が提供する宿泊施設向け予約管理システム「らく通with」は、民泊仲介サイト大手のAirbnb(エアビーアンドビー)との連携を開始したことを明らかにした。
「らく通 with」は、旅行会社や宿泊予約サイト、自社ウェブサイトの予約や在庫、料金を一元管理できる予約管理システム。PMS(ホテルシステム)と自動データ連携ができるなどの特徴がある。
一つの画面での予約確認、一括操作が出来るため、予約管理の手間を削減できる。また様々な宿泊予約サイトでの予約通知を自動的に取り込むため、予約サイトごとの確認の必要がなくなる。「らく通 with」は “常に進化し続ける” をスローガンに今後も順次機能強化が図られる見込みだ。
また、「らく通 with」はクラウド型の管理ツールであることからソフトをインストールする必要はなく、ネット環境さえあればどこからでも各種端末のブラウザから、客室の予約在庫等の管理業務ができる。
月額固定料金となるため従量料金のサービスとは異なり、予約通知数などを気にする必要なく自身の宿泊施設の利用体系に応じて、らく通with、らく通with 旅行会社版、らく通with 予約サイト版の3つのプランの中から選択できる。
Airbnbとの連携により「らく通with」を契約する宿泊施設は、登録した客室をAirbnbに掲載し「らく通with」からAirbnbの予約情報取得から在庫、料金設定が可能となる。
「らく通with」はもともとJRの「みどりの窓口」の予約販売システムを開発・運営する技術力を強みとし、それらの開発経験を生かした宿泊施設の予約・在庫の一元管理システム。
Airbnbは2008年の創業から10年で、世界191か国以上で600万を超える民泊を含めた宿泊施設数を掲載する宿泊予約サイト。最近は「体験」を合言葉に世界1000以上の都市で、ホストによる4万件以上の体験アクティビティのサービス提供を行っている。