楽天LIFULL STAY 台湾最大の民泊サイトAsiaYoと提携

民泊事業会社の楽天LIFULL STAYは7月20日、台湾最大の民泊サイトを運営する「AsiaYo」と民泊事業の業務提携に合意したと発表した。今後、台湾を中心とするアジア各地からのインバウンド(訪日外国人)に、国内の民泊施設を提供していく。

楽天LIFULL STAYは、民泊プラットフォームの「Vacation Stay」(仮称)の開設準備を進めており、同サイトに掲載する国内の民泊物件情報を、AsiaYoにも同時掲載する。日本を訪れる台湾の旅行者は非常に多く、本提携によりAsiaYoは、日本の掲載施設数を増やすことができるほか、楽天LIFULL STAYは、台湾からの旅行者を増やせるメリットがある。

また両社は民泊事業で協力体制を構築し、台湾を含むアジア地域からのインバウンドへのマーケティングも実施。日本の各地域の認知拡大、送客強化で歩調を合わせ、需要が高まる民泊のサービス向上につなげる。

AsiaYoは、2013年に創業した台湾の台北に拠点を置く民泊サイトで2014年から「AsiaYo」の民泊プラットフォームの運営を開始。現在は、台湾をはじめ、韓国やタイでもサービス展開しており、今後はアジア全域への進出も目指している。

楽天LIFULL SATYは、2018年1月をめどに施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)に合わせてサービス開始を予定で現在、国内の民泊物件の開拓に取り組んでいる。「AsiaYo.com」の利用者は、家族や友人同士などの複数人のグループで民泊を利用する傾向が強い。楽天LIFULL STAYは複数人のグループでも利用できるような部屋の開拓も行うものとみられる。

日本政府観光局が発表した2016年度の台湾からのインバウンドは、初めて400万人を突破しており、中国と韓国に次いで3番目に多い。2020年東京五輪・パラリンピックでは、2008年北京五輪以来、野球が正式種目として復活する。台湾は野球が国技として認識されており、今度も台湾のインバウンドが増加する好材料はそろっていると言えそうだ。

《関連サイト》楽天LIFULL STAYと台湾最大の民泊・バケーションレンタル予約サイト「AsiaYo.com」、民泊事業で業務提携



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