シンガポールに拠点を置く格安ホテルチェーンのRedDoorzは、シリーズBラウンドで約49億円(4500万ドル)を調達したことを明らかにした。同社は、東南アジアにおいてテクノロジーベースの格安ホテルブランドを拡大させる。
今回の資金調達ラウンドをリードしたのは、中国のベンチャーキャピタル Qiming Venture PartnersとJungle Ventures等で、投資家にはインドネシアのリーディングメディア企業のMNC Groupなども含まれる。
RedDoorzは2015年に設立された格安ホテルチェーン。シンガポール、インドネシア、フィリピンなど80以上の都市で、1,200以上の格安ホテルなどを展開。既存の独立系ホテルをRedDoorzのブランドネットワークに集約し、スタッフに技術トレーニング、カスタマーサービス、客室清掃のレクチャーを行い、サービスレベルを高めている。
RedDoorzのブランドネットワークの一つとなったホテルは、事業を拡大し収益を増加させながら、運営を合理化することができるのが特徴だ。
利用客は、RedDoorzで宿泊予約を行うことで割安に予約できることに加えて、無料Wi-Fiや清潔な客室、テレビなど標準化されたアメニティを期待でき安心して予約ができる。
また、RedDoorzの無料スマートフォンアプリを利用することで、数ステップでホテルを予約できるほか、将来の宿泊予約で利用できるロイヤルティポイントを獲得することもできる。
RedDoorzによると、同社は2019年末までに月間100万泊を目指すが、2019年7月は対前年同月比5倍の成長を遂げるなど軌道に乗っているという。