民泊サービスを世界展開するAirbnbは、休暇を計画している人向けに360度ライブビデオのテストをTwitterやPeriscope(ペリスコープ)上で開始した。Periscope はカメラ映像をリアルタイムでの配信を可能にするライブストリーミングアプリのこと。
ライブストリーミングの分野では、Facebook Live、 Periscope等のプラットフォームがあり、Lowe’s、Taco Bell などの様々なブランドの間で流行していた。日本でもLINEが、誰でも簡単にライブ配信が可能になる「LINE LIVE」のサービスを昨年スタートしていた。
全米民生技術協会 (CTA) が毎年主催している見本市のCES コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show)では、トヨタが360度ビデオの配信を行い100万以上のビューを集めた。Airbnbが公開した360度ライブビデオも本記事執筆時点ですでに50万以上のビューを集めており一定のプロモーション効果はあったようだ。
Join us in London! Jump into an Airbnb experience on #Periscope360. Just move your phone around and see what happen… https://t.co/z1bFRV9q1u
— Airbnb (@Airbnb) January 6, 2017
Airbnbホストへの影響とは?
Airbnbが開始した360度ライブビデオのテストはホストにどのような影響を与えるのか。360度ライブカメラのメリットとは、ご覧になっていただければわかると思うが、実際に自分が体験しているかのように360度見渡すことができるポイントだ。
Airbnbに掲載されている部屋で活用することも出来なくはないが、Airbnbが最近始めた「体験」のプロモーションとして活用するほうが向いていそうだ。
「体験」とはサムライ剣術ワークショップのような単一のアクティビティから、マリブのクラシックカーのドライビングのような数日間に渡る体験まで、地元のエキスパートが企画したアクティビティが体験できるというもの。昨年からスタートしたAirbnbがもっとも力を入れているサービスの一つだ。
本施策は旅行を計画している人へのプロモーション施策の一つであるため、限定的ではあろうが旅行ニーズを増やす方向へ働くことは間違いないなさそうだ。
《関連サイト》
Airbnb Is Testing 360° Live Video on Twitter and Periscope to Inspire Vacation Planners