Airbnbはアクティビティのマッチングサービス会社Trip4real(バルセロナ)を買収。その買収金額は5億〜10億円だとTechCrunchが報じた。
Trip4realはツアーやアクティビティを企画したい人とツアーやアクティビティ(旅行体験)に参加したい人とをつなぐCtoCのマッチングサービス。
Airbnbもアクティビティマッチングサービス「City Hosts」をプライベート・ベータ版でスタートしており、Airbnbゲストがそのまま現地の人が企画したツアーガイドを予約してローカル体験を楽しむことができる。
従来、ツアーと言えば旅行会社が提供するツアーに参加することが一般的であったが、Trip4realのようなアクティビティマッチングではツアーを企画するのは現地の一個人だ。
そのため従来のツアーとは異なり、現地人だから知ってる今までにないユニークなツアーを体験することができる。
すでに同様のサービスを展開する企業は多く、日本発のサービスとしてはVoyagin(ボヤジン)や、Travee(トラビー)、PEERTOURSなどがある。Voyaginは日本のほか、アジアを中心に50以上の国と地域で約1700のアクティビティーを提供しており、2015年7月に楽天が買収していた。
CrunchBaseによるとTrip4dealは2012年に創業し、今までに3.1億円の調達を行っている。La Vanguardiaによると買収時点で4万人のユーザーを集め、1万件のアクティビティを提供しているという。
AirbnbはTrip4dealの買収によりエリアとサービスの拡充を目指すものとみられる。
《関連サイト》
Airbnb acquires travel activities marketplace, trip4real