世界のファンが選んだ88か所の「アニメ聖地」発表

「君の名は。」「エヴァンゲリオン」「ちびまる子ちゃん」―。最近の大人気作から懐かしの名作まで、数々のアニメ作品の中から世界中のアニメファンが選んだ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」を、一般社団法人アニメツーリズム協会がこのほど発表した。

Web 投票の結果をベースに選定された88カ所には、「君の名は。」の東京都新宿区や岐阜県飛騨市、「エヴァンゲリオン」シリーズの神奈川県箱根町、ちびまる子ちゃんランドのある静岡県静岡市清水区など、作品に馴染みの深い土地がそろっている。

 

水木しげるロードからサンリオまで

2018年版「アニメ聖地」は、2016年7月から世界のアニメファンがWeb 投票した結果をもとに、コンテンツ保有者や地方自治体、観光協会などとの審議を経て決定。

「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の北海道旭川市、「釣りキチ三平」の秋田県横手市、「秒速5センチメートル」の栃木県栃木市と鹿児島県西之表市種子島、「氷菓」の岐阜県高山市、水木しげるロードのある鳥取県境港市、サンリオキャラクターパーク ハーモニーランドがある大分県速見郡日出町などが選定された。

 

「アニメ聖地」で観光客の誘致や地域の活性化を

同協会は、「アニメ聖地」の選定などを通して国内外からの観光客を誘致し、業界や地域の活性化を図る目的で2016年に発足した組織で、今後は「アニメ聖地」に聖地認定プレートや朱印などを置いたり、作品や地域に応じた展示物を順次設置していく予定。

さらに、「アニメ聖地」をつなぐ広域観光ルートを作成したり、公式ツアー商品の開発や販売などを進めるとともに、9月21日からの「ツーリズムEXPOジャパン2017」などでPR活動をおこなうという。

 

訪日観光客の約5%が聖地巡礼

アニメや漫画などの文脈で語られる「聖地巡礼」とは、アニメや漫画の舞台となった場所やゆかりのある土地を訪問し、アニメ内と同じアングルで写真撮影することで実際にアニメの世界に入りこんだような体験を楽しむこと。

観光庁の訪日外国人消費動向調査(平成28年 年次報告書)によると「訪日前に期待していたこと」として、実4.9%が「映画・アニメ縁の地を訪問」と回答。

4.9%というと一見少ないようにもみえるが、2016年の訪日外国人旅行者数が2,400万人であることを考えると、その4.9%の約117万人が聖地巡礼に期待していたことになり、経済波及効果は非常に大きい。