マイクロソフトの共同創業者、ビル・ゲイツ氏が、コロナ後に激変する新しい働き方について言及した。ゲイツ氏は、コロナ後の社会では出張の5割以上が必要なくるのみならず、「オフィスへの出勤日数も3割少なくなる」と予測した。11 月中旬に行われたニューヨークタイムス紙主催のイベントで述べた。
同じインタビューで、ゲイツ氏は今後は会議や商談のために出張することは「非常に高いハードル」になるとも話している。
旅行業界は新型コロナの流行によって大変な苦境に立っているが、ゲイツ氏の予測は、この苦境が短期間で終わるものではないという状況を浮き彫りにしている。ゲイツ氏の予測が当たれば、ビジネス出張が再びコロナ以前のように戻ることはないということだ。
今や世界中のほとんどの人が在宅勤務は可能であることを認識しており、コロナ収束後も通勤を含め、オフィスにおける働き方も劇的に変化する可能性はある。
ビル・ゲイツ氏は、女優のラシダ・ジョーンズ氏と開始した新しいポッドキャストの中で、新型コロナが世界的に感染拡大してて以来、出張が減り「スケジュールがよりシンプル」になったと話している。
また、別の米国メディアによると、マイクロソフトは 10 月に一部従業員に対し自宅での勤務継続を認める旨を公表。対象となる従業員は、必要に応じて週に数日は出勤するすることもできるという。
ニューヨークタイム紙のイベントでも、ゲイツ氏は「私たちは時にはオフィスに行き、出張もするだろうが、劇的に少なくなるだろう」と発言。CNBC によると、今年、ゲイツ氏がニューヨークなどで開いた対面形式の会議は5つのみだったという。