Google、ホテル検索で「ホテルブランド名」の絞り込みを可能に 顧客ロイヤルティ・プログラムの強化に対応へ

米検索エンジン大手のGoogle(グーグル)は、スマートフォン版のGoogle ホテル検索にホテルブランド名での絞り込みを可能にする条件フィルターを追加したことがわかった。

各ホテルチェーンのロイヤルティ・プログラム会員は、今回Googleが新たに追加した「ホテルブランド名」での絞り込み機能を利用することで、Google ホテル検索から宿泊先を絞り込み検索することができるようになる。

例えば、Google 検索にて「marriott hotels in newyork」と検索すると、ニューヨークにあるマリオット・インターナショナルのフィルターとともに、系列ホテルの一覧が表示される。

また、傘下に有するホテルでの絞り込みも可能。マリオット・インターナショナルの場合は、JWマリオット・ホテルズ&リゾーツや、ウェスティン、シェラトン・ホテルズ&リゾーツなどで絞り込みを行うこともできる。

▼Google ホテル検索で絞り込み可能なホテルチェーン一覧(Airstair調べ)
・マリオット インターナショナル
・アコーホテルズ
・インターコンチネンタル
・ウィンダム ホテルズ アンドリゾート
・チョイスホテルズインターナショナル
・ハイアット
・ヒルトン ワールドワイド
・ベストウェスタン

Google Hotel 検索 より(クリックで拡大)

 

各社の顧客ロイヤルティプログラムの強化に対応へ

大手のホテルチェーンを中心に、リニューアルや統合などの大きな動きがあるのが、ロイヤルティプログラムだ。ロイヤルティプログラムとは、一定期間継続的に利用した会員に対して、インセンティブを提供するマーケティングプログラムを指す。

大手ホテルチェーン各社が継続利用の促進手段としてロイヤルティプログラムを導入しているが、昨今、大きな動きが相次いでいる。

マリオット・インターナショナルは、これまで提供していた3つのロイヤルティプログラムであるマリオットリワード、ザ・リッツ・カールトンリワード、スターウッドプリファードゲスト(SPG)を「マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」に統合。

Marriott Bonvoyは2018年末時点で、1億2500万人の会員数を有する世界最大のロイヤルティプログラムとなった。

ヒルトン・ホテルズ&リゾートも、「ヒルトン・オナーズ」と呼ばれるロイヤルティプログラムを展開。約8,200万人を超える会員数を有している。

Google が、ホテルチェーンのブランドネームでの絞り込み表示に対応した背景には、ロイヤルティプログラムのステータスアップを目的に、特定のホテルチェーンを利用するニーズが高まっていることも要因の一つとしてありそうだ。

 

Google、「ホテル検索」サービス強化の勢い止まらず

Google は2019年3月上旬に、Google フライト検索とGoogle ホテル検索のアップデートを発表。Google フライトでは、予算内で行ける「最安値」の旅行先を探せるようにしたほか、Google ホテル検索では、ホテル検索専用のトップページをリリース。

3月下旬には、ExpediaやTripadvisorなどの強力なパートナーとの提携とともに、「Google ホテル検索」から民泊物件の一括検索を可能にするサービスを開始。

民泊を掲載するオンライン宿泊予約であるExpedia(エクスペディア)やHomeAway(ホームアウェイ)、HolodayLettings(ホリデーレッティングス)などの複数の予約サイトに掲載されている民泊物件をGoogleから表示可能になった。

民泊物件のみを検索したいと考えるユーザー向けに「バケーションレンタル」の絞り込みサービスも提供。なお、従来通り、民泊以外のホテルのみを絞り込み表示することもできる。

Googleは、スマートフォン版のGoogle ホテル検索を中心に、新機能のリリースなどのアップデートを相次いで行っている。今後、Google がホテル業界でどのような新しい一手を打つのか、注目が集まる。

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