米検索大手のGoogle(グーグル)は、ホテル検索画面に新しいフィルター機能を追加するテストを行っていることがAirstairの調べでわかった。
グーグルは2018年2月にモバイル版Google検索の検索結果から直接ホテルや民泊を予約できるようにしたことを発表したばかりだが、グーグルは新しいフィルター機能を追加することでホテル検索をより便利にする考えのようだ。
グーグルはホテルの検索結果ページに、自身の検索データに基づいた厳選ホテル(TOP CHOICES)、評価4.0以上の高評価ホテル(GUEST FAVORITES)、低価格帯のホテル(BUDGET OPTIONS)、四つ星や五つ星の高級ホテル(LUXURY STAYS)、当日宿泊ホテル(FOR TONIGHT)の新しいフィルター機能を追加しテストを行っている。
Airstairの調査ではグーグルによる新しいフィルター機能のテストは日本語対応はしていないが英語検索には対応しており、「tokyo hotel」「japan hotel」などの検索結果が日本国内でも表示状況を確認することができる。
新しいフィルター機能は正式にリリースされたものかテスト段階かは不明であるが、ホテル検索ユーザーに対して新しいフィルター機能は有効になっていることから、ホテルによってはグーグル検索経由の宿泊予約数に影響を及ぼす恐れがある。
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民泊施設の掲載開始などホテル検索のリニューアル強化
グーグルは昨今ホテル検索の使い勝手向上に向けたサービス改善に余念がない。民泊サービスへのニーズが高まっていた2017年にグーグルはホテル検索のフィルターに「バケーションレンタル」を追加し、ホテルではなく民泊を探している検索ユーザーに新しいフィルター機能を追加。
Booking.com(ブッキングドットコム)の「アパートメント」カテゴリに登録されている民泊物件がグーグルから直接検索できるようにするリニューアルアップデートを行っている。
バケーションレンタルのフィルター追加はパリやバルセロナやベルリンなどヨーロッパの20数都市の一部のみでの対応となっていたが、グーグルが新たに追加したフィルター機能は日本を含む多くの都市で表示されているようだ。
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