観光庁は、旅行需要喚起策の「GoToトラベルキャンペーン」について、9 月 15 日までの利用実績を公表し、予算消化額が少なくとも 735 億円だったと公表した。予算消化額は、GoToトラベル事業の総予算 1 兆 1,248 億円の 6.5% にとどまる。
観光庁が公表した利用実績によると、利用人泊数は少なくとも約 1,689 万人泊で、割引支援額は、少なくとも約 735 億円。7 月 22 日から 9 月 15 日までの約 2 か月間における推計値で確定値ではない。
GoToトラベル、7 月 22 日から、旅行代金が 35% 割引になる第一弾がスタートしたが、東京都における新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、開始約 1 週間前に東京を発着する旅行が対象外となっていた。
10 月 1 日から東京を発着する旅行が対象に加わったほか、これまでの 35% 割引に加えて、15% 相当額を地域共通クーポンとして配布する第二弾がスタートし、旅行代金が半額相当になる。
9 月 15 日までの予算消化額は総予算の 6.5% 止まりとなっているが、10 月 1 日以降は対象エリアの拡大と割引率が拡大されているため、消化スピードが速まる可能性はある。
GoToトラベル事業の期間は 2021 年 1 月 31 日までを予定しているが、予算が余った場合について、赤羽一嘉国土交通相は「 1 月 31 日の時点で、予算がまだ残っているようであれば継続していきたい」と述べている。