バケーションレンタルサイト世界最大級の HomeAway(ホームアウェイ)は、3 月 24 日から「Vrbo(バーボ)」にリブランディングしたことを明らかにした。すでにアメリカなどでは、Vrbo へリブランディングを行っていたが、日本も対象となった。
Vrbo(バーボ)は、世界 190 ヵ国以上で 200 万件以上のユニークな物件を掲載している世界最大級のバケーションレンタルサイト。世界最大級の総合旅行サイト Expedia Group(エクスペディアグループ)傘下のブランドで、グローバルでは 23 言語、50 サイトを展開し月間の利用者は 7,500 万人を超えている。
Vrbo はもともとVRBO(Vacation Rentals by Owner)として 1995 年に創業。民泊仲介サイトとして知られるAirbnb(エアービーアンドビー)が創業する 10 年以上前から、別荘やコンドミニアム等を所有する個人が宿泊希望者に部屋を提供できる機会を提供している。
Phocuswright の調査※によると、他の民泊プラットフォームと比べると、滞在日数が長い宿泊客が多いほか、1 組当たりの消費額も高く、他の民泊プラットフォームでは獲得できない利用者層にアプローチすることができることが強みだ。
Expedia によると、アメリカでは HomeAway よりも Vrbo の方が認知度が高く、実際に Google Trends によると、キーワード検索ボリュームは HomeAway よりも Vrbo の方が多いという。
これまで多くの民泊仲介サイトを買収して拡大をしてきた Expedia のバケーションレンタル事業は、「Vrbo」へのリブランディングにより新たな局面を迎えることになりそうだ。
※データ出典元: Phocuswright’s A Market Transformed: Private Accommodation in the U.S.
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