三重県は 4 月 20 日、ゴールデンウィーク期間中の宿泊予約者に予約の延期を依頼するなど、ホテルや旅館の求めに応じて宿泊客が予約をキャンセル・延期した場合、一人1泊あたり6千円を宿泊施設に支給する「宿泊予約延期協力金」を創設したことを明らかにした。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に協力する宿泊事業者に対して協力金を交付するこの取り組みは、県によると全国初の取り組みだという。
「宿泊予約延期協力金」は、ゴールデンウィーク期間中になる 4 月 25 日~ 5 月 6 日の宿泊予約者に対して施設の営業休止・営業規模の縮小などの理由で、宿泊予約の延期やキャンセルを行った旅館・ホテル等の宿泊事業者が対象となる。
対象要件となるのは、 4 月 25 日~ 5 月 6 日に宿泊予定の予約者に対して、予約の先延ばしなど宿泊日の変更の調整をお願いすることが必要となる。営業休止や営業規模の縮小などの理由でキャンセルを行った場合も含まれる。
支給額は、一人1泊あたり6千円、1施設あたりの支給額上限は 12 万円。財源については国の交付金の活用を検討しているという。
[三重県]宿泊予約延期協力金 詳細
趣旨 | GW期間中の宿泊予約者に予約の延期を依頼するなど、新型コロナウイルス感染 症の拡大防止に協力いただく宿泊事業者に対して協力金を交付 |
対象事業者 | 4月25日(土)から5月6日(祝・水)までの間の宿泊予約者に対して施設 の営業休止・営業規模の縮小などの理由で、宿泊予約の延期やキャンセルを行っ た旅館・ホテル等の宿泊事業者 |
対象要件 | ・4月25日(土)から5月6日(祝・水)中に宿泊される予定のお客様へ予約の 先延ばしなど宿泊日変更の調整を行っていただくこと (営業休止や営業規模の縮小などの理由でキャンセルを行った場合も含む) ・4月25日以前に開業しており、営業の実態がある事業者であること |
支給額 | GWからの予約の先延ばしまたはキャンセルした件数:1人泊あたり6千円 (1施設あたり12万円を上限とする) |
協力金相談窓口の開設 | 三重県雇用経済部観光局内に設置 電話番号:059-224-2520(※4月21日(火) 9時から開設) 受付時間:9時から17時(土曜日、日曜日、祝日を含む毎日。5/6以降は平日のみ) 開設期間:5月22日(金)まで |