中国の大手スマホメーカーの Xiaomi(シャオミ)は、昨年開かれた開発者向けカンファレンスにおいて、「モバイル+AIoT」戦略の下、ホテルや不動産向けに AI スピーカーなどの AIoT ソリューションの提供を開始することを発表した。
Xiaomi グループの創業者兼会長の Lei Jun 氏は「Xiaomi グループはスマートライフ実現に向けた取り組みとして Xiaomi AIoT のテクノロジーを利用して不動産業界をアップグレードし、スマートホームの構築も拡大していく」と述べた。
同カンファレンスにおいて、Xiaomi は、独自の IoT 相互接続ソリューション「Xiaomi AIoT」を発表。Lei Jun 氏は「Xiaomi AIoT プラットフォームは 2,200 以上の製品にアクセス可能。接続デバイスの数は 69.5 %増加して1億 9600 万台に達し、また既に 300 万人以上のユーザーが5つ以上の IoT デバイスを所持している」と述べた。
Xiaomiが発表したソリューションは、ホテル・不動産・IoTエンタープライズスイートの3つで構成されている。ホテル分野では、Xiaomi AIスピーカー、Xiaomi TV、多機能ゲートウェイ、インテリジェント照明などの機能を提供する。34 都市をカバーする 5,000 以上のホテルに提供する予定。
不動産の分野では、Xiaomi AIスピーカー、Xiaomi TV、Xiaomi ルーター、スマートドアロックなどの機能を提供。Zall、Greenland、Times Real Estateと 2,000 の協業が行われ、14 件のモデルプロジェクトが予定されている。
中国においてスマートフォン端末メーカーとして急成長を果たした Xiaomi であるが、更なる成長に向けて AIoT 領域に対しても積極的な投資を行っている。今回 Xiaomi が発表したソリューションにより、ホテル及び不動産業界では、IoT 設備の導入をスムーズにするものだ。
Xiaomiが発表したAIoTソリューションが今後ホテルや不動産業界などに普及し、Xiaomi は企業として新しいステージ入りすることができるのか、今後注目を集めることになりそうだ。