Airbnb、北京市内の予約受付を停止 新型コロナウイルスの影響拡大を受け

中国・武漢市を中心に新型コロナウイルスによる新型肺炎が猛威を振っていることを受けて、Airbnb は北京市内の全てのリスティングについて2月7日から2月 29 日までの宿泊受付を停止することを明らかにした。

同社は、声明の中で中国当局からの要請による決定だと述べ、今回の処置によりキャンセルとなったゲストは、予約代金の返金を受けることができるという。

北京に本社を置き世界 700 以上の都市で 80 万 件以上のユニークな物件を掲載している小猪(シャオジュー) も Airbnb 同様に、北京市内のリスティングについて宿泊受付を停止するとともに、対象者には全額返金を行う。

Airbnb は1月下旬、「コロナウイルスについての情報および酌量すべき事情ポリシー」を公表し、湖北省を行き来するゲスト及び湖南省で貸し出しを行っているホストなどを対象に、返金またはペナルティの免除を受けられる「酌量すべき事情ポリシー」の適用対象とすることを明らかにしていた。

厚生労働省によると2月 10 日時点で、 中国での感染者数は4万人を超え、死者は 900 名を超える規模にまで拡大している。中国政府によると中国の首都北京では2人目の感染者が確認されている。

《関連記事》新型コロナウイルスの感染拡大によるホテル旅館、観光業界への影響



.