Google、どこのホテルにいつ泊まるべきかを可視化、旅行先の関連情報をまるごと表示で

米検索エンジン大手の Google(グーグル)は、2020 年1月から同社が提供するホテル検索の検索結果画面にて、旅行先の周辺情報やベストシーズン、2つ星から5つ星のホテルランクごとの旅費を可視化する新機能の提供をスタートした。

新しく提供された機能は、宿泊施設の検索や比較、予約をする際の煩わしさを軽減するものとなるため、ユーザーは、パーソナライズされた検索結果を閲覧したり、目的地近隣の物件に絞り込むことができる。

Google Travelトップページの検索窓に旅の目的地を入力すると、そのエリアの「おすすめスポット」や「おすすめの日程」、「ベストシーズン」などを掲載したページが登場する。

その中の「旅行の計画を立てる」の下の「ホテル」をクリックすると、目的地のホテルが価格と共にリスト表示される。リストにはこれまでに行った検索や予約したホテルが上位表示され、他の都市で宿泊したことのあるホテルや検索したスポットに近いホテルも上位に現れる。

Google Travel 旅行

また、Google ホテル検索にて「東京」といった目的地を指定した際、従来は指定した地域にあるホテルが検索結果として表示されるだけだったが、「周辺情報」、「ベストシーズン」、「旅費」のタブが表示され、どこのホテルにいつ泊まるべきかがわかりやすくなった。

「周辺情報」では、検索したエリア周辺の人気エリアに関する情報を表示。「観光客へのおすすめ度」や観光客に人気のスポットを一目で確認することができ、初めての地でも観光に適した宿泊エリアの発見をサポートする。

「ベストシーズン」では、チェックインチェックアウト日として指定した時期を中心に、エリアの気候や混雑具合、宿泊料金の価格傾向を可視化。気温や天気、混雑具合、宿泊料金から総合的にいつ宿泊するのが最適かを明らかにする。

「旅費」では、2つ星から5つ星のホテルランクごとの宿泊料金が標準的な価格かどうか、高騰するシーズンではないかを知ることができる。

旅行予約をする際には、宿泊先を探すのはもちろんのこと旅先の観光スポットを探したり、気候や天気、混雑具合などを総合的に考慮して決めることになる。しかし、従来のオンライン予約サイトであれば、それぞれを別々に調べる必要があった。

Google ホテル検索で提供をスタートとした本サービスでは、旅行先の関連情報が表示されるため、どこのホテルにいつ泊まるのがベストかを瞬時に判断できるサービスとも言えそうだ。

Google ホテル検索



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