赤羽国土交通大臣は 9 月 11 日、国の旅行需要の喚起策「GoToトラベルキャンペーン」でこれまで対象外としていた、東京都への旅行と東京都居住者による旅行を 10 月 1 日から対象に加える方針を明らかにした。
閣議後に、菅官房長官、西村経済再生担当大臣の 3 者で協議した結果だとしたうえで、11 日に開催される新型コロナウイルス感染症対策分科会に諮り最終決定するとした。
なお、9 月 11 日時点では、GoToトラベル事務局は旅行業者や宿泊事業者に対して、割引販売を行わないよう呼び掛けており、東京都の居住者は、35% 割引の旅行を現時点では予約することはできない。
記者会見では、10 月 1 日以降の東京発着の旅行で既に予約済みの場合の対応方針について、正式には決まってないとしたうえで「予約を一度キャンセルして取り直しても、キャンセル料はかからない」として、キャンセル後、再予約するよう呼び掛けた。
9 月 11 日時点で、東京都居住者が GoToトラベルキャンペーンを適用させた状態で予約を行うことはできないが、通常料金で予約したあと、後日 GoToトラベルキャンペーンの割引販売がスタートした時点で、キャンセルして割引適用価格で再予約することはできる。
「GoToトラベルキャンペーン」の 35% 割引については 7 月 22 日からスタートしているが、東京都での新型コロナウイルス新規感染者が増加していることを受けて、直前の 7 月 16 日に、東京が対象外となっていた。
東京が対象となることが決まった 10 月 1 日は、旅行代金の 15% 相当分を支援する地域共通クーポンも全国でスタートする。これまで先行的に 35% 割引でスタートしていたが、10 月 1 日からは、GoToトラベルキャンペーンが本格スタートを迎える。