インスタグラムからホテルの予約を完結する「Instagram アクションボタン」、ビジネスとしての活用進む

写真・ショートムービーの共有SNSサイトである「Instagram（インスタグラム）」でホテルやレストランなどの予約を完結させる「Instagram アクションボタン」の導入が加速している。

Instagramは、2012年に約10億ドル（約810億円）でFacebookによって買収された後に、急成長を遂げ現在の月間アクティブユーザーは10億人、デイリーアクティブユーザーは５億人を超えるサービスとなった。（Instagram Statistics より）

さらに2016年に開始した「Instagram Stories」（ストーリーズ）は、日々のなにげない瞬間を複数の写真やショートムービーとしてシェアする機能で24時間後に消えるという特徴があるが、昨今利用者を伸ばしており、デイリーストリーズアクティブユーザーは４億人を超える。

無料の写真・動画共有サービスとして世界中で浸透するInstagramは、プライベートでの投稿だけではなくビジネスとして利用することも可能。ビジネスプロフィールを作ることで、自社のサービスを紹介することもできるほか、関連するFacebookページと連携することもできる。

ビジネス向けのサービスとして、instagramが今注力をしているのが、Instagram上でホテルやレストラン等の予約を完結する「Instagram アクションボタン」だ。

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Instagramで予約を完結「Instagram アクションボタン」とは

Instagramの「アクションボタン」とは、Instagram上に作成したビジネスプロフィール上から「予約する」といったCTA（Call To Action）を導入できる機能。

アクションボタンにより、利用ユーザーがアプリやWebから直接、ホテルの予約やレストランの予約ボタンを設置できるようになる。

なお、アクションボタンによる予約サービスは、Instagramのパートナー企業が提供するものとなるため、国やエリアでどのアクションボタンが利用できるのかは異なるため注意が必要。

Instagramは、2018年10月に国内初のパートナーとしてレストラン予約システムを提供する「ぐるなび」と手を組んだ。

これにより、国内の飲食店はInstagramのビジネスプロフィール上に「席を予約する」ボタンを追加できるようになり、レストランの情報提供から席予約までをInstagram上で完結可能になっている。

ぐるなびプレスリリースより

Instagramで追加可能な「アクションボタン」一覧

Instagramで追加可能な「アクションボタン」を提供するサービスには、レストランの予約（ChowNow）やヘアサロン、ネイルサロンの予約（Booksy）、チケットの予約サービス（Atom Tickets）などがある。

2018年12月現在、「アクションボタン」として追加可能なサービスは次の通り。