JR東日本では、東北・北海道新幹線(仙台・盛岡・新青森~新函館北斗)が半額になるキャンペーンを開催しています。北陸新幹線についても30%割引で利用できます。

また、JR東日本では、JR東日本のフリーエリア内の新幹線や特急列車、普通・快速列車等の普通車自由席が乗り降り自由なおトクなパス「キュン♥パス」を発売します。

今回は、新幹線や特急が最大半額で乗れるお得なキャンペーンの概要から予約方法まで詳しく解説します。新幹線や特急に格安で乗れるこの機会に旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

新幹線+宿泊のセットで予約する(20~30%OFF)

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新幹線での旅行先で1泊以上宿泊する予定がある場合に使えるのが、ネット旅行会社などが提供する「新幹線パック(新幹線+宿泊セット)」を利用するという方法です。

JRや旅行会社が販売する新幹線+ホテルのパックツアーは、個別に新幹線と宿を別々に手配するより圧倒的に割安になることが多いです。例えば往復の新幹線と宿1泊がセットになったプランだと、交通費と宿代の合計がそれぞれ別に予約する場合より2~3割程度安く収まるケースが一般的です。

例えば、東京・新大阪間の往復新幹線(普通車指定席)と新大阪駅周辺のホテル1泊(2名・素泊まり)のセットプランを楽天トラベルの「JR楽パック赤い風船」で探すと、2名分の合計金額が約6万円※からとなっています。(※2024年9月13日時点)

これに対し、東海道新幹線のぞみ普通車指定席は、東京・新大阪間の往復で大人2名で58,000円です。このことから、新幹線パックがいかにお得になるかがご理解いただけるかと思います。

この「新幹線パック(新幹線+宿泊セット)」は、主に旅行代理店のサイト(例えば、JR東海ツアーズ、日本旅行、JTB、楽天トラベルなど)で予約できます。出発地と目的地、日程を入力すると、新幹線と宿がセットになったプランの一覧が表示され、料金比較も簡単です。

予約サイト個別予約パック料金
楽天トラベル45,140円37,800円
じゃらん45,140円49,500円
JTB45,240円43,600円

※東京駅発新大阪着、アパホテル〈御堂筋本町駅東〉 2025年4月1日宿泊分

 

東海道新幹線 8,440円おトク「ずらし旅」

ずらし旅とは、旅行の定番からずらした新たな旅のスタイルを提供するプランです。

「新幹線往復+宿泊+選べるずらし体験」や「日帰り新幹線往復+選べるずらし体験」がセットになってお得に利用できるのが特徴です。

例えば、日帰り新幹線 東京⇔新大阪の場合、通常、普通車指定席で往復 29,440 円かかるところ、往復 21,000 円で利用可能に。なんと、8,440 円安く新幹線を利用できます。

「選べるずらし体験」には、展望台入場券やレンタサイクル、美術館入場チケットなど東海道新幹線停車駅周辺で楽しめる様々なアクティビティがあります。

 

山陽・九州新幹線 4割引「バリ得・めっちゃ得」

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🔶バリ得 / めっちゃ得 

「バリ得」とは、新大阪 ⇒ 福岡(博多)が大人 1 人片道11,300円円から利用できる日本旅行が提供する新幹線割引キャンペーンです。

山陽新幹線・新大阪-博多の正規料金は、普通車指定席(ひかり・さくら・こだま)で 15,280 円ですが、「バリ得」なら大人 1 人片道11,300円円~にて利用できる大変お得なプランです。

例は、新大阪 ⇒ 福岡(博多)としていますが、新神戸や小倉、熊本、鹿児島中央など、山陽新幹線・九州新幹線内の新幹線停車駅で利用できます。

本プランでは、新幹線割引に加えて、セブンイレブンで受け取れる「ぽちっとギフト」もついてきます。

「めっちゃ得」は、近畿日本ツーリストが提供する新幹線割引キャンペーンで、ちょっぴり利用券 200 円付で新大阪⇔福岡(博多)間 が大人1人片道11,900円から利用できます。

 

期間限定きっぷ・キャンペーンを利用する(最大50%OFF)

【半額割引】東北・北海道新幹線キャンペーン(2025年3月14日まで)

JR北海道では、北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」が最大50%割引となる「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」を実施します。

本キャンペーンは、えきねっと会員限定のお得なきっぷで、新函館北斗~新青森間が通常7,520円のところ3,750円となり、3,770円もお得になります。その他の区間も同様に50%割引となるため、大変お得な料金でご利用いただけます。

対象列車は「はやぶさ」「はやて」の全列車(普通車指定席のみ)で、乗車日の1ヶ月前の10時から21日前の23時50分まで予約可能です。なお、えきねっと事前受付では、発売開始日の1週間前から事前申し込みができます。

区間通常運賃トクだ値スペシャル21価格
新函館北斗 ⇔ 新青森7,520円3,750円
新函館北斗 ⇔ 奥津軽いまべつ5,600円2,800円
新函館北斗 ⇔ 木古内3,220円1,610円
木古内 ⇔ 新青森5,600円2,800円
木古内 ⇔ 奥津軽いまべつ4,040円2,020円
奥津軽いまべつ ⇔ 新青森3,220円1,610円

 

設定期間
2025年2月12日~2025年3月14日(乗車日基準)

発売期間
乗車日1ヶ月前の10時00分から乗車日21日前の23時50分まで

 

【最大30%】北陸新幹線 割引キャンペーン(2025年3月31日まで)

JR東日本は、北陸新幹線金沢~敦賀間の開業に伴い、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の普通車指定席が最大30%OFFになる「新幹線eチケット(トクだ値14)」を発売しています。

延伸開業した金沢―敦賀駅間の新幹線停車駅は、小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅の6駅で、東京駅から直接アクセス可能になりました。

金沢―敦賀駅間を走る列車は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の3種で、東京発着の列車は「かがやき」「はくたか」の2種類で、停車駅の少ない最速達列車が「かがやき」です。なお、料金は種別によって変わりません。

区間通常価格新幹線 e チケット
トクだ値 14
東京~福井15,610 円10,920 円
東京~敦賀11,310 円16,160 円
大宮~福井14,520 円10,160 円
高崎~富山10,360 円7,240 円
高崎~金沢12,000 円8,390 円
高崎~福井13,640 円9,540 円
長野~福井11,120 円7,780 円

※普通車指定席での価格です。

利用期間
2024年3月16日~2025年3月31日

発売期間
乗車1ヶ月前の10時~14日前の23時50分まで

対象列車
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」普通車指定席

 

JR東日本たびキュン♥早割パス(2025年3月13日まで)

JR東日本では、JR東日本のフリーエリア内の新幹線や特急列車、普通・快速列車等の普通車自由席が乗り降り自由なおトクなパス「JR東日本たびキュン♥早割パス」(キュン♥パス)を発売します。

今回は、「1日間」のキュン♥パスを大人10,000円、「連続する2日間」のキュン♥パスを大人18,000円で販売します。連続する2日間での販売は今回が初めてです。※子どもの設定はありません。

利用期間
2025年2月13日(木)~ 3月13日(木)の平日限定
※土日祝日は利用不可(2日間用は金~土、日~月の利用が不可)

発売期間
利用開始日の1ヶ月前から14日前までの発売
・1日間:2025年1月13日(月・祝)~2月27日(木)
・連続する2日間:2025年1月13日(月・祝)~2月26日(水)

 

新幹線往復が最大83%OFF「どこかにビューーン!」

ご予約はこちら

🔶「どこかにビューーン!」

「どこかにビューーン!」は、お持ちの JRE POINT を利用して4つの行き先候補駅(新幹線停車駅 全 47 駅)の中から、「どこか」1 つの駅に JRE POINT 6,000 ポイントで往復できるキャンペーンです。

出発駅は東京駅・上野駅・大宮駅で、行き先駅は、東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の新幹線停車駅です。もっとも遠い場合は、新青森駅まで往復できます。

JRE POINTとは 1 ポイント 1 円として Suica へのチャージや、JR東日本の色々な駅ビルの店舗で利用できるポイントです。つまり、新幹線往復が実質 6 千円で利用できる大変お得な企画となっています。

 

早割きっぷ・キャンペーンを利用する(20~30%OFF)

予約サイトで早めに予約する

新幹線の格安チケットを手に入れる第一の方法は、インターネットの予約サービスを活用することです。駅の窓口や券売機で通常価格のきっぷを購入するよりも、ネット予約を利用することで、早期予約割引を使えば、最大で50%OFFになる場合もあります。

これらのサービスについては後ほど詳しく解説しますが、ネットから早めに予約してお得に移動するのが新幹線代節約の基本です。乗車日が決まったら、まず各社の予約サイトをチェックしてみましょう。

サービス名内容
スマートEX/エクスプレス予約東海道・山陽・九州新幹線のネット予約。
「EX早特」など割引あり。
えきねっと東北・北海道・上越・北陸新幹線の予約。
「トクだ値」で最大半額。
e5489(イーゴヨヤク)JR西日本・九州の予約。
「スーパー早特21」で3~4割引。
JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま」など、
新幹線の格安ツアーあり。

新幹線の「早割」はいつから? 全国の新幹線ごとの早得や買い方を解説

2024年11月1日

 

スマートEX・エクスプレス予約(東海道・山陽・九州新幹線)

東海道、山陽、九州新幹線を頻繁に利用するなら、JR東海、JR西日本、JR九州が提供するオンライン予約サービス「スマートEX」や「エクスプレス予約」が特におすすめです。

スマートEX

年会費無料で利用できるネット予約サービスです。会員登録後、クレジットカードや交通系ICカードを登録すれば、すぐに利用可能です。指定席料金が一律に割引されるほか、3日前までの「EX早特」などの早期割引商品も利用できます。

予約変更が何度でも手数料無料で行える柔軟さも魅力です。乗車当日でも会員価格が適用されるため、急な予定変更にも対応可能です。

エクスプレス予約

年会費がかかる有料会員サービスですが、スマートEXよりさらにお得な割引が受けられ、1年中通常より約7~8%安い会員価格で新幹線の指定席に乗車できます。

直前予約でも会員価格が適用される点や、利用区間に応じたポイントサービス(グリーンプログラム)で、一定ポイントを貯めるとグリーン車への無料アップグレードなどの特典もあるため、頻繁に新幹線を利用する方に最適です。

EX早特

スマートEXやエクスプレス予約会員向けの早割商品です。乗車日の一定日前までに予約すると、特別価格で新幹線に乗車できるため、早めに予約できる方は大きな割引が受けられます。

指定席以外にも、グリーン車向けの早特や、2人以上で利用できるファミリー早特など、様々な種類があります。予約後の変更も柔軟に対応できる場合が多いので、予定が固まっているなら、まずは早期予約を検討してください。

 

えきねっと新幹線eチケットサービス(トクだ値)

JR東日本エリアの新幹線を利用する場合は、「えきねっと」のオンライン予約サービスが非常に有効です。会員登録(無料)を済ませると、東北、北海道、上越、北陸、秋田、山形などの新幹線チケットをオンラインで購入できます。

中でも、「トクだ値」シリーズというお得な割引きっぷは、乗車日前日やそれ以前の予約で、最大で半額近い割引が受けられる場合があります。

えきねっと「トクだ値」

対象の列車や席種により、5~40%OFFと幅広い割引が用意されています。予約タイミングにより、さらにお得な「お先にトクだ値」や「お先にトクだ値スペシャル」などの商品もあり、場合によっては50%OFFとなることもあります。チケットレス乗車の場合、さらに高い割引率が適用されるケースもあるため、条件を確認して利用しましょう。

 

e5489と早特きっぷ(山陽・九州新幹線)

JR西日本とJR九州が提供するオンライン予約サービス「e5489」では、山陽・九州新幹線向けの早期予約割引きっぷが購入できます。

スーパー早特きっぷ

山陽・九州新幹線の主要区間に設定された早割商品で、予約・購入は乗車日の1ヶ月前から14日前までに行います。通常価格より30~35%ほど割引されることが多く、場合によってはさらに大きな割引が受けられる場合もあります。

e早特

JR九州のネット早特と同様の割引商品で、7日前までの予約で利用できるものです。

のぞみ早特往復きっぷ

JR西日本が販売する往復割引きっぷで、特定の区間で新幹線と在来線特急のセット割引が適用されます。2名以上で同一行程の場合に特にお得です。

 

各駅停車タイプの格安チケット(20~30%OFF)

新幹線には、一部「各駅停車」タイプ(こだま号など)限定の格安チケットも存在します。その代表例が、ぷらっとこだまです。これはJR東海ツアーズが販売している、東海道新幹線のこだま号限定の旅行商品で、指定席料金が約25%OFFとなるほか、ドリンク引換券が付くなど、お得な特典がセットになっています。

たとえば、東京~大阪間で通常の指定席料金と比べると、ぷらっとこだまで約3,400円程の割引が適用される場合があります。

ただし、ぷらっとこだまは利用できる区間が限定され、乗車前日の予約が必須であるほか、指定された列車以外には乗車できないなどの制約もあるため、利用条件をよく確認する必要があります。

ぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)

JR東海ツアーズ

東海道新幹線で格安に移動できる商品として、「ぷらっとこだま」があります。これは、こだま号限定の旅行商品で、指定席料金が通常料金より約25%OFFとなり、ドリンク引換券が付いてくるなどの特典もあります。

予約は乗車前日までにJR東海ツアーズのウェブサイトや電話、窓口で行う必要があり、区間も限定されていますが、価格面では非常に魅力的です。

 

JRE BANKを開設する(最大40%OFF)

JRE BANKとは、JR東日本グループブランドのネットバンクサービスです。期間中に口座開設申込し、各種条件を達成すると最大6,000ポイントもらえるキャンペーン実施中です。

口座開設者にはその利用状況によって、新幹線を含むでJR東日本営業路線内の片道運賃が4割引になるほか、どこかにビューーン2,000ポイント割引クーポン(最大年12枚)、グリーン車無料券(最大4回)を進呈します。

また、日々の銀行取引でJRE POINTが貯まるほか、駅のATM「VIEW ALTTE」ならいつでも何回でも手数料無料※で預金の引き出しができます。※コンビニ・メガバンクなどのATMの場合は、月最大7回まで無料

JRE BANK優待割引券(4割引)

JRE BANK優待割引券(4割引)では、JR東日本の営業路線内・えきねっと申込できる乗車券類が4割引(年最大10回)になります。

資産残高が500,000円以上に加えて、ビューカードご利用代金の引落あり、給与・賞与・公的年金の受取などの各種条件を満たすことで、優待割引券が増えていきます。

 

どこかにビューーン2,000ポイント割引

「どこかにビューーン!」(通常6,000ポイント)を4,000ポイントで提供します。(年間4回判定、最大年12枚プレゼント)仙台駅、盛岡駅、新潟駅、長野駅発は通常5,000ポイントを3,000ポイントで提供します。

資産残高が500,000円以上、JRE POINTとえきねっとを連携済で、ビューカードご利用代金の引落あり、給与・賞与・公的年金の受取などの各種条件を満たすと2,000ポイント割引クーポンを進呈します。

 

Suicaグリーン券プレゼント

普通列車グリーン券を無料でご利用いただけるSuicaグリーン券(モバイルSuica限定)を提供します。(年間4回判定、最大年4枚プレゼント)

資産残高が500,000円以上に加えて、モバイルSuicaの会員登録およびJRE POINT WEBサイトへのモバイルSuica登録を行うと、Suicaグリーン券をプレゼントします。

 

株主優待券を利用する(最大50%OFF)

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新幹線を大幅に割安で乗りたい場合は、JRの株主優待割引券の活用も強力な手段です。JR東日本・東海・西日本・九州の4社は上場企業のため各社の株主優待券が発行されています。この優待券を使うと、誰でも駅の窓口で新幹線料金を割引してもらうことができます。

株主優待券そのものは株主以外でも入手可能で、金券ショップやフリマアプリで1枚数千円程度で購入できます。各JR会社で割引率や条件は異なりますが、最大で乗車券・特急券が半額になります。

例えばJR東日本の株主優待券なら乗車券・料金が1枚で40%OFF、JR西日本やJR九州では1枚で50%OFF(半額)、JR東海(JR中央)は1枚で10%OFF・2枚まで同時使用可(2枚で20%OFF)といった具合です。

それぞれ利用できる区間は発行会社の営業エリア内に限られますが、エリアがまたがる長距離移動の場合は複数社の優待券を組み合わせることで通し利用も可能です。例えば東京~新大阪間(JR東海・JR西日本跨り)の場合、JR東海優待券2枚で20%引き+JR西日本優待券1枚で西日本区間半額、というように区間分割して購入すれば大幅な割引になります。

株主優待券の割引率

JR東海:優待券1枚で運賃・料金が10%引き、2枚同時使用で20%引きまで可能。
JR東日本:優待券1枚で運賃・料金が40%引き(1枚のみ利用可)。
JR西日本:優待券1枚で運賃・料金が50%引きとなり、新幹線が半額になる場合も。
JR九州:優待券1枚で50%引きとなる場合もある。

 

金券ショップやチケットサイトを活用する(10%〜20%OFF)

金券ショップ(チケットショップ)とは、株主優待券や商品券、回数券などを扱う券売専門のリサイクルショップのことです。街中や駅前にある金券ショップでは、新幹線の回数券バラ売り券や株主優待券、乗車当日の新幹線自由席券などが定価より数%安い価格で販売されています。

金券ショップでの割引率は数%程度と先述した早割などに比べると小さいものの、当日や直前でも利用できる点が大きな利点です。午前中から営業している店舗も多いですが、朝早い時間帯(例えば朝一番の新幹線に乗る場合)には開店前で利用できないこともあります。

事前に営業日時を確認し、可能であれば前日までに購入しておくと安心です。最近では店舗によってオンライン通販サイトを運営している場合もあり、事前に在庫状況をネット確認・購入できるところもあります。

近くに店舗がない場合は「メルカリ」「ヤフオク!」「ラクマ」などのフリマアプリで回数券や優待券を入手する方法もあります。ただし個人取引では期限切れや利用条件に注意し、信頼できる出品者から購入しましょう。

メリットとデメリット

メリット: 切符1枚から片道分だけでも安く買える点です。事前予約の手間もなく、当日すぐに使えるチケットが入手できるので、急な出張や予定変更の際にも便利です。

デメリット: 割引率は小さいため、大幅な節約効果は期待しにくい点と、人気路線の格安チケットはすでに売り切れている場合がある点です。

 

クレジットカードやポイントを活用する(1%〜3%OFF)

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支払い時にクレジットカードを利用するだけでも、実質的な節約につながります。クレジットカード払いにすれば購入額に応じたポイントが還元されるため、現金で買うよりお得になるからです。

JR東日本のえきねっとでもJRE POINTが貯まり、1ポイント=1円で新幹線eチケットの支払いに使えます。例えばポイント還元率1%のカードで2万円のきっぷを買えば200円分のポイントが付くので、実質的に200円引きで買えたのと同じ効果があります。

東海道・山陽新幹線のスマートEX/EX予約では「EXポイント」という独自ポイントが貯まり、一定ポイントを貯めるとグリーン車への upgrade や無料チケットに交換できます。

定期的にポイント倍増キャンペーンなども行われるので、公式サイトをチェックして有効活用しましょう。クレジットカード払いとポイントサービスを組み合わせれば、「カードのポイント+JRのポイント」の二重取りも可能です。

例えばビューカードでえきねっとの割引きっぷを購入すればクレカポイントとJREポイントが両方貯まります。安全面から見ても高額な新幹線代は現金よりカード決済の方が安心ですので、ぜひ積極的に活用してください。

 

往復割引を活用する

新幹線で長距離を往復する場合、JRの往復割引きっぷを活用することで運賃部分が1割引(10%OFF)になります。片道の営業キロが一定以上の区間で往復乗車券を同時購入すると適用され、長距離移動の場合は特に有効です。

たとえば、東京~岡山間などの長距離区間では、往復割引を利用することで、運賃が大幅に安くなります。特急料金部分は割引対象外ですが、運賃の割引だけでも十分な節約効果があります。みどりの窓口や旅行会社で往復乗車券を申し出るだけで自動的に割引が適用されるため、手続きも簡単です。ネット予約サービスでも往復検索を選べば、同様の割引が適用されます。

 

団体割引を活用する

家族旅行やグループ旅行など、大人数で新幹線に乗る場合は、団体割引を検討しましょう。新幹線では、8名以上が同一行程で乗車する場合に団体扱いとなり、運賃部分に10~15%の割引が適用されます。

また、学校などの学生団体の場合は、さらに大幅な割引(30~50%OFF)が適用されるケースもあります。ただし、特急料金部分は割引対象外となることが多いため、全体の割引率は運賃部分のみとなります。大人数で利用する場合は、事前にみどりの窓口で団体乗車券として申し込みを行いましょう。

 

学生割引を活用する

中学、高校、大学、専門学校などに在籍する学生であれば、学生割引(学割)を利用して新幹線の運賃部分が2割引(20%OFF)になります。条件としては、JRが指定する学校に在籍しており、かつ片道の営業キロが一定以上であることが必要です。

学割は往復割引と併用できる場合もあり、条件を満たすと、長距離移動では非常に大きな割引が期待できます。切符購入の際には、学割証明書を窓口に提出する必要があるため、事前に学校などで証明書を入手し、準備しておきましょう。

なお、学割は運賃部分のみの割引であり、特急料金には適用されませんので、総額割引率はそれほど高くならない点に注意が必要です。

 

シニア割引を活用する

高齢者向けの割引として、JRグループが提供するシニア向けの会員サービス(例:ジパング倶楽部など)があります。満65歳以上の方が入会すると、年間で一定回数、新幹線の切符を最大3割引(30%OFF)で購入できる特典があります。

また、50歳以上を対象とした会員サービスも存在し、会員限定の割引きっぷや特別企画乗車券が提供されるケースもあります。これらのサービスは事前の会員登録が必要ですが、長期的に見ると高齢者の鉄道旅を大いにお得にしてくれる制度です。該当する方は公式サイトで詳細を確認し、利用を検討してみてください。

 



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