民泊ホスト向けのクラウド管理ツール「民泊ダッシュボード」を運営するメトロエンジン株式会社は、世界で5万台を売り上げているスマートロック「SESAME」(セサミ)と業務提携を行ったことがわかった。
SESAMEは、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」(キックースターター)で1.4億円の支援額を達成し全世界で5万台を売り上げるスマートロック。
民泊ダッシュボードでは、民泊ホストや民泊ぼ運営事業者、民泊代行会社などを中心に導入されているクラウド管理ツールで、民泊運営を手間を大幅に削減できるのが強み。
民泊ダッシュボードとSESAMEの連携により、民泊ホストはインターネットのダッシュボード上から、複数物件の鍵の開け閉めを同時管理できたり、ゲストに鍵をシェアし、ゲストの予約時間に合わせて鍵のアクセス権限を操作することができるようになる。
他にも、民泊仲介サイト最大手のAirbnb(エアービーアンドビー)と連携し宿泊客からの問い合わせなど対応を自動化することで運営リソースを大幅に削減できるほか、鍵受け渡しサービスの「KeyStation」などとの連携にも対応する。
また6月15日に施行された民泊新法(住宅宿泊事業法)に合わせ、チェックインシステムには宿泊者情報の入力・管理機能を備え、同法で定められた「宿泊者名簿」及び、二ヶ月毎の定期報告に合わせたCSVのダウンロードも可能にした。
チェックインや定期報告に加えて同ツールにはAirbnb以外にもAsiaYo、Agoda、Expedia、自在客などとも連携しダブルブッキングを抑えるチャネルマネージャー機能もある。
「民泊ダッシュボード」は、もともと物件の宿泊予約金額の3%の料金で提供してきたが、1,980円(税別)大幅値下げし利用者を獲得している。