国内宿泊施設向けに複数の宿泊予約サイトの一元管理システム「TEMAIRAZU」を提供する手間いらずは5月24日、空きスペースを自由に貸し借りできるプラットフォーム「スペースマーケット」とシステム連携を行ったことを明らかにした。
両者のシステム連携により、「TEMAIRAZU」シリーズを導入している小規模の宿泊施設は、スペースマーケットが運営する民泊予約サイト「スペースマーケット STAY」を利用することで、さらなる収益アップを見込むことができるようになる。
手間いらずは、これまでホテルや旅館などの宿泊施設向けに楽天トラベル、じゃらんなど複数の宿泊予約サイトの一元管理を行うサイトコントローラー機能やイールドマネジメント機能等を備えた管理システムを提供してきた。
スペースマーケットは、ユニークなスペースをネットから1時間単位で貸し借り出来るマーケットプレイス「スペースマーケット」を運営。従来のスペース貸しに加え、民泊を含む宿泊施設を提供したい人と利用したい人を繋ぐ新しいプラットフォーム 「スペースマーケット STAY」の運営もスタートしていた。
《関連記事》民泊関連銘柄 民泊事業への参入を発表した大手企業・上場企業まとめ
P2Pで、ホテルの空間価値を最大化
これまでホテル向けに特化したサービス提供を行ってきた「TEMAIRAZU」は、昨今広がりを見せるP2Pシェアリングサービスの新しい波を受けてニーズが拡大する1時間単位のスペース貸しや民泊市場へも対応する。
本システム連携によりすでに「TEMAIRAZU」を導入している特に小規模宿泊施設においては、予約が空きとなった空室を1時間単位でのスペース貸しに転用することにより稼働率・収益率アップの機会を得ることができることになる。
時間貸しや民泊などのシェアリングサービスの拡大は、ホテル業界に新しい可能性をもたらす可能性も秘めており今後もその動向から目が離せない。