百戦錬磨、特区民泊型「民泊1棟マンション」を開業

「STAY JAPAN」を運営する株式会社 百戦錬磨が特区民泊型の「民泊1棟マンション」を7月20日、大阪市西区にグランドオープンする。同社の自社開発・運営をする第1号の民泊マンションになる。

グランドオープンするのは「SJ大阪セントラル」で、特区民泊として大阪市から認定を受けて事業を行う。宿泊予約は同社が運営する「STAY JAPAN」を通して受け付けるシステムだ。宿泊施設は12階建て全66室のうち44室を民泊に使用する。残りの22室は、民泊に利用できる条件の1部屋の面積が25㎡を満たしていないため、利用者の共有スペースとして活用していく。

「SJセントラル大阪」は、インバウンド(訪日外国人)に対応し、日本の伝統・文化を体験できるのが特徴。「日本酒飲み比べ部屋」「純和風部屋」など、同社のスタッフのアイデアを採用し、趣向を凝らした部屋づくりをした。このような各テーマに沿った部屋が8室ある。さらに、茶道や着付けなどインバウンドが喜びそうな日本に特化した文化・風習なども企画に盛り込んだ。

 

止まらない「体験型」への波

宿泊機能だけに特化した民泊事業から、体験型へ転換させるような「民泊1棟マンション」で、体験を通してインバウンドが高い満足度を得られるのがポイント。多様化が予想される国内民泊市場において、違ったベクトルで顧客ニーズを捉え、インバウンドの要望にも応えていく。

【SJ大阪セントラルの概要】
場所  :大阪市西区靭本町2-4-6
アクセス:中央線・阿波座駅から徒歩5分、四ツ橋線・本町駅から徒歩9分
電話  :050-5893-7717
URL   :https://mag.stayjapan.com/ja/1520/
敷地面積:287.49㎡(86.97坪)
延床面積:2015.91㎡(620.70坪)
構造  :鉄筋コンクリート造地上12階
施設概要:全66室(うち民泊対応44室)
間取り :1K(30㎡=22室、25㎡=22室)

施設内にはこのほか、貸会議室やコインランドリー(有料)も完備。レンタル自転車のサービスも展開する。シェアスペース(共有スペース)では、茶道・着付け・和食・折り紙などの講師を招いて、日本文化体験の企画を検討している。

「SJ大阪セントラル」は、大阪の二大ターミナルの梅田・なんばの中間に位置し、ビジネス街が集中する本町や淀屋橋から徒歩圏という利便性の高さがある。全室キッチンも完備しており、インバウンドのファミリー層やグループでの利用にも最適。長期滞在者らのニーズにも対応しており、滞在型旅行に適した民泊施設だ。

インバウンドにとっては、宿舎で日本文化を体験できる“一石二鳥”とあって、注目を集めそうだ。



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