公正取引委員会は4月10日、オンライン宿泊予約サイトを運営する大手3社がホテルや旅館に対して他のサイトで安くサービス提供しないよう求めた疑いがあるとして、立ち入り検査を実施していることがわかった。
独占禁止法違反容疑での立ち入り先となったのは、楽天トラベル、ブッキングドットコム、エクスペディアの3社。この3サイトは、ホテルや旅館などの予約受付を行い、宿泊予約ごとに 8 %~15%程度の手数料を宿泊施設から受け取っている。
朝日新聞によると、オンライン予約サイトは宿泊施設の掲載を行う際に、競合の予約サイトなどと同じ宿泊料金、または割安に客室料金を設定したり、より多くの空室を割り当てたりするよう義務づける契約を結んだ疑いが持たれている。