政府は、旅行需要喚起策の「GoToトラベルキャンペーン」について、2021 年の 6 月末まで延長する方針を固めたことが明らかになった。2021 年 1 月末までというこれまでの期限から大幅に延長されることになる。
キャンペーン終了直後は、旅行代金の 35% 割引に加えて旅行代金の 15%相当分の地域共通クーポンの付与もなくなり、旅行需要が極端に落ち込むおそれもあることから、新型コロナウイルスの感染状況や需要回復動向を見ながら、段階的に割引率を引き下げる方針。
GoToトラベルを巡っては、11 月 30 日に、自民党の下村政調会長が菅総理と会談を行い、GoToトラベルを 2021 年のゴールデンウィークまで延長することなどを盛り込んだ第 3 次補正予算案の提言書を手渡し、34 兆円規模の大型補正を求めていた。
GoToトラベルの延長については 12 月 8 日に決定する追加の経済対策に盛り込まれる。