2015年1月に設立し、東京、上海、福岡にオフィスを有する民泊代行サービス大手のPIPI Hostingは、中国最大手の不動産販売プラットフォームを手掛ける「鏈家」と独占契約したことがわかった。
独占契約により「鏈家」が日本で販売した合法民泊投資物件に関しては、すべての運営をPIPI Hostingが受託する。
民泊代行サービスは、民泊の施設清掃や顧客対応などを代行するサービスで、民泊プラットフォームのAirbnb(エアービーアンドビー)やHomeaway(ホームアウェイ)などが物件数を増やすのに比例する形で民泊代行サービスを手掛ける企業数も増えてきている。
中でもPIPI Hostingは民泊の管理物件数が700件を超えてる大手の民泊代行サービス。2014年から収集するAirbnbのビッグデータを活用することで、収益物件の選びから、インテリアデザイン、民泊運営の全般をサポート。ビックデータについては自社で所有するデータとメトロエンジン株式会社のビックデータを活用することで正確性を高めている。
民泊専用システムを完全に自社開発し、業界最安級の代行手数料で高い管理効率を実現。今後は、日本だけではなく中国を含め東南アジアのマーケットにも進出する計画だ。
2017年3月にPIPI Hostingと鏈家は合同で、日本民泊投資イベントを北京で開催し、日本の民泊マーケットに高い関心を寄せる中国人投資家が多数集まった。
日本では民泊を全国的に解禁する住宅宿泊事業法を目の前に控えており日本人投資家だけではなく中国人投資家も注目しているようだ。
不動産販売プラットフォームの「鏈家」は、不動産仲介8,000店舗を持ち、中国のオンラインおよびオフラインの不動産サービス市場の7%のマーケットシェアを保有すると語る。2015年に海外事業部を設立、2016年4月に日本事業部を設立し、日本不動産投資の専用サイトをリリースしている。
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