民泊やホテルに関連したニュースを扱う「民泊・ホテルテックメディア Airstair(エアステア)」は、2015 年夏にスタートしてから4年が経過しました。
スタート当初は当時急成長していた「Airbnb」に特化したメディアでしたが、ホテル業界に訪れつつある「ホテル × テクノロジー」に関する多くの記事を取り扱いました。
特に 2019 年は、ホスピタリティ業界における Google の台頭にはじまり、PayPay や Line Pay などのQRコード決済、顔認証チェックインなど新しいテクノロジーがホテル業界では特に注目を集めました。
特に注目を集めたのは、ソフトバンクビジョンファンドが投資するインド発のホテルベンチャー「OYO(オヨ)」です。OYO は、敷金・礼金・仲介手数料なしで即入居が可能な賃貸サービス「OYO LIFE」開始のリリースは大きな反響を呼びました。
「OYO LIFE」を展開する OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN 株式会社については、12 月にヤフージャパンを傘下に持つ Z ホールディングス株式会社との合弁を解消するなど新たな動きも出ています。
本特集では、今年一年を振り返り、民泊やホテル関係者に最も読まれた記事をランキング※としてまとめました。年末年始の読み物としてご活用ください。
※Airstairでのページビュー数を基にランキングを抽出(抽出期間:2019/01/01-2019/12/31)。一般的な解説記事についてはランキングから除いています。
目次
第1位 インド発ホテルベンチャー「OYO」の日本参入
2018年6月に施行された住宅宿泊事業法を前に民泊仲介サイト世界大手のAirbnb(エアービーアンドビー)が行った全削除に関するニュースがランキング上位を占めました。
・インド発のホテルベンチャー「OYO(オヨ)」が日本の不動産業界に参入
・インド発スマホ賃貸サービスの「OYO LIFE」グローバル化
・OYO Hotels Japan、日本参入からたった半年で100軒以上の「 OYO ホテル」を展開
第2位 グーグル、旅行業界に本格参入
2018年6月に施行された住宅宿泊事業法を前に民泊仲介サイト世界大手のAirbnb(エアービーアンドビー)が行った全削除に関するニュースがランキング上位を占めました。
・Google、「Google Travel」で旅行分野に本格参入
・Google、ホテルレビュー数で世界最大のレビューサイトに
第3位 PayPay、QRコード決済の戦国時代
ソフトバンクとヤフーが共同で手掛けるスマホ決済アプリの「PayPay」(ペイペイ)が 2018 年 12 月に「100億円キャンペーン」を開催し、LINE が提供する Line Pay やメルカリが提供するメルペイなども巻き込んで、 QR コード決済の戦国時代となった 2019 年。
10%への消費増税と同時に、キャッシュレス決済を行った場合に最大5%のポイントを還元する国の補助金事業(キャッシュレス・消費者還元事業)の開始が 10 月にされたこともあり、 QR コード決済の導入がホテル業界でも着々と進んでいます。
・スマホ決済サービスのPayPay 8月もキャンペーン継続実施! PayPayの利用可能ホテルも拡大
・最大5%還元のキャッシュレス決済導入で補助金、ホテルなどの宿泊施設も事前登録で対象
第4位 花火大会の大幅前倒し
東京五輪が開催される 2020 年は、警備員の人材確保が難しいなどの問題で全国的に花火大会のスケジュールが大幅前倒しまたは、中止などの影響がでています。首都圏の花火大会の多くが、5・6月への前倒しがすでに決定しているほか、10月への大幅後ろ倒しを決定する花火大会もあり、注目が集まりました。
・2020年 首都圏の花火大会の開催が5・6月に大幅前倒しへ 東京オリンピックの影響で
第5位 山手線新駅「高輪ゲートウェイ駅」
昭和46年(1971年)の西日暮里駅以来約 50 年ぶりに山手線に新駅誕生となる「高輪ゲートウェイ駅」。半世紀ぶりの新駅誕生もさることながら新駅と第一京浜との間にある約13ha(東京ドーム約2.7個分)の広大な敷地で進む「品川開発プロジェクト」にも注目が集まりました。
・山手線新駅「高輪ゲートウェイ駅」 2020年に開業を見据えホテル続々と開業